【実況者】リアル人狼ゲーム【歌い手】 (ページ23)

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第22話ページ23

Aside

センラさんがお兄ちゃんを占って見えた役職が、人狼だと言う

お兄ちゃんが人狼なんてありえない…
だって私のお兄ちゃんだもん…ありえないよね…

『何言ってるの!？センラさん！今は冗談言う時じゃないでしょ！お兄ちゃんが人狼なんてありえる訳がないよ！！お兄ちゃんも何か言って！』

セ「Aちゃん、冗談やないよ。本気で言ってる。Aちゃんは信じられへんかもしらんけど、本当に人狼ってでたんよ？」

『そんな！可笑しいよ！だって、私とお兄ちゃんは同じ親から産まれたんだよ？お兄ちゃんが人狼なら私も人狼って事じゃない！！』

お兄ちゃんを人狼だと言い張るセンラさんを私一人だけ反対する
何でお兄ちゃんは反対しないの？さっきからずっと黙って私とセンラさんの会話を聞いている

そ「センラくんは流石だね？そうだよ俺は人狼だよ？ビックリした？(笑)」

『え…？お兄ちゃんまで何言ってるの…？何で否定しないの…？殺.されちゃうんだよ？』

お兄ちゃんは何故か開き直り、自分の事を人狼だと認める

そ「何で否定しないのって…だって、俺は人狼だしね、嘘ついたってすぐにバレるんだから、否定しなくていいでしょ？」

志「え…ホンマにそらるさんが人狼なんですか…？まふくんのこと…殺.したのも……？」

『嘘…だ…だって…お兄ちゃんがまふを殺.すなんて…ありえないよ…だいたい、お兄ちゃんが人狼なら、今までの生活は何だったの…？』

お兄ちゃんが人狼だとしたら私と、お母さんと楽しく過ごしていた日々は何だったんだ…
ずっと、全部嘘だったの…？
そんな不安がどんどん出てくる

そ「そうだよ、まふを殺.したのも俺だよ、あと、今までの生活？そりゃあ大変だったよ、人狼ってことずっと隠さないといけないし、毎日美味しくもないご飯を美味しいって言って食べなきゃいけないし(苦笑)まぁバレちゃったらしょうがないよね、やっと堂々としていられる…」

『ぇ……？』

お兄ちゃんから次々と酷い言葉が出てくる
もう訳が分からなくなって頭を抱えて考えていたら
いつの間にか背後にお兄ちゃんが回っていて
鋭い狼の爪が私の首の直ぐそこに当てられていた

坂「そらるさん？！何してるんです？！」

そ「はは…ずっとAが食べたかったんだよね～…若い女の子ってすっごい美味しいんだ～…ねぇ…？自分も食べられるのが嫌だったら今すぐこの館から出ていって…さもないと…全員喰い殺.すよ…？」