【実況者】リアル人狼ゲーム【歌い手】 (ページ11)

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第10話ページ11

Aside

ベットの上には、体から大量の血を流したカイさんが倒れていた

『ひっ…い…やぁ…』

そ「A…お前は見るな…」

お兄ちゃんはカイさんの酷い姿を見えないように私の目を手で塞ぐ

坂「うわ……カイさん……血が…」

皆カイさんを見て言葉を失う
カイさんは大量な血を体の色々な場所から流しており、肉も出ている
そりゃあ言葉も思うように出ない

う「と、取り合えずリビングに行こう、それからカイさんをどうするかとかを考えよう…？」

うらたさんが少し震えた声で言う
うらたさんも相当混乱しているんだろう

ま「そうですね、取り合えずリビングに行きましょう…」

そして皆でリビングに移動することになった

牛「カイさんは…どうするんだ…？」

セ「取り合えず今は何も出来ませんし…後で埋めにいく…しかないんちゃいます…？」

さっきから少しずつ話は出るが、会話が毎回途切れて凄く空気が重い

まぁ、カイさんが亡くなってしまったので当たり前なのだが

レ「なぁ、これさ…カイさんを殺したのって…絶対人狼やんな…？」

レトさんが急に意味の分からない事を言い出す

『え、何…言ってるの…？レトさん…』

志「人狼って…此処に居る人は皆逃げてきたんやで？そんなわけ…」

レ「だって、どう考えてもあんな傷、人間じゃ負わすことは出来ないと思うんだけど…」

確かに、カイさんのあの傷を負わせる事は人間が出来ることじゃないと思う
けど、まーしぃが言うように此処には人狼から逃げてきた人しか居ないのだ
人狼ではないだろう

キ「確かに、人狼がこの中に混ざってても可笑しくはないよな～…"人狼"なんだから人と狼が混ざってるんだろ？人の中に混ざってても分からないだろ？」

う「ていうか、人狼であっても人狼でなくても、この館の中の誰かがカイさんを殺したことにはかわりないよな…」

キヨとうらたさんの言葉で空気がもっと悪くなる
でも、二人はただ思ったことを言っただけなんだろう
みんなは黙ってしばらくの間沈黙が続いた