【wrwrd】天使魚《ｷﾐ》の手で主役救え２【異種族パロ】

桃の雪 ６ ページ35

そやなぁ、まずは俺を誘ってきたグルッペンからにするわ。





彼奴は見た目と血が好まれた。

ただの悪魔ならまだしも魔王やからなぁ。



魔王信奉者からも、逆に悪魔を忌み嫌っている者からも人気があった。




ん？意外？

あぁ、『嫌い』やのに人気なのが不思議か。




アレは多分見せしめやったんやと思う。

悪魔を手篭めにしている、魔王を従わせている、敵を一方的に嬲れている、そういった優越感を得るために利用されていた。




そんな中で仲間を募って希望を見出そうとしていたんやから凄いよなぁ。






あ、でもグルッペンは目がコンプレックスやから触れん方がええで？



え？「『綺麗』って言っちゃった」？


あー…



ん？こっちの話。危ないことは無いと思うから安心しぃ？
ただAがグルさんに気に入られとる理由をなんとなく察しただけやから。







じゃあ次は…シャオロンでええか。



彼奴も俺に負けじと、なんなら俺よりも不人気やったなぁ。




しゃあないよな、見た目も犬耳生えるくらいしか変わらんし能力も契約せんと使えん言うし。



しかも自分から契約破棄できるくせに契約しようとせんかったからなぁ…




結局買われた時に無理矢理契約させられとったみたいやけど。





「何で契約しなかったの」か、何でやろな？

面倒だとか魔力使うからとか色々言っとったけど、いっつも最終的には「運命の人と契約する」とか何とか？








次はそやな〜、大先生とか見世物の王道を往く感じやったで？王道があるのか知らんけど。



大先生はインキュバスやろ？だからか「買いたい」って言う奴よりかは「火遊びしたい」って一日だけ買うてく人が多かったわ。




ただな、彼奴1回だけ精神を壊すまでめちゃくちゃに抱いてしまったことがあったんやと。
相手の子に惚れて手加減できんくなったらしい。


それからは本気になるのが怖いとかで、特定の人を好きにならんようにしてたらしいわ。



多くの人と関係を持って生気を取りすぎんようにしてるらしい。

今でもそうなんかはさすがに興味あらへんけどなぁ。

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