４１ - EH ページ42
＿
｢･････ヒョクチェ！｣
突然呼ばれた名前
と同時に、俺の背中に抱きつくA
EH｢うおっ、A？急になに･････｣
EH｢･･･A？｣
頭を俺の肩に乗っけるA。名前を呼んでもぴくりともしない彼女は、ぐったりと俺からずり落ちていく
慌ててAの腰に手を当てて抱える
そのまま倒れ込んで、俺の左胸に頭をあずけたまま動こうとしない
EH｢おい、Aって｣
なんだよ、急に何が起きた？
なんで、返事しないんだよ
俺の焦りを遮るように目に入った光る物
視線をそちらに向けると、ニタニタと笑うあの女。右手には･････
うそ、だろ？
真っ赤に染まった、ナイフ
え･････あれ、血か？
誰の･････
カッと開く瞳孔
Aの腰を支える右手が、何故か生暖かい
EH｢そんな、まさか･･･｣
真っ赤に染まった、自分の右手のひら
これは･･･Aの血？
Aは俺をかばって、この女に刺された？
EH｢･･･おい、何したクソ女｣
｢その邪魔な女を消したのよ、ヒョク｣
EH｢気安く俺の名前を呼ぶな！！！｣
｢！！｣
自分でも驚くくらい、低く大きい声が出た
女はビクッと震えて、ナイフはカランと音を立てて床に落ちた
EH｢･･･俺が好きなのはコイツだけなんだ｣
｢･･･っ｣
どうして忘れてたんだろう
生まれた時からずっと、俺のそばにいたのはAで
Aのそばにいたのは俺
EH｢俺には、コイツだけなんだよっ･･･｣
女は我を取り戻したのか、しゃがみ込んで目の前の光景に嘆き始めた
その時、
｢･･･ひょ、くちぇ｣
EH｢A！？｣
消え入りそうな声で俺の名を呼ぶA
EH｢A頼む。死なないで、俺にはお前しかっ｣
｢な、かないの･･･｣
冷たくなった指先が、溢れ出す俺の涙を拭う
｢わたしが、まもる、から｣
EH｢A、｣
違う･･･
俺はあの時決めたんだ
Aが俺の前からいなくなる前の日
俺がAを守るって･･･なのに、
EH｢･･･Aっ、A！！！｣
ボトっと音を立てて落ちた冷たい手を拾い上げ、強く、強く俺の頬に押し付けた
夢であれ、
そう願いながら
To be continued.
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carry(プロフ) - まゆまゆさん» まゆまゆさん！コメありがとうございます(>o<)そうなんですよ。３年半後の自分の年齢が恐ろしくて考えたくもない･･･だから早く行って欲しいんですけど、行ったら行ったで毎日泣きますね･･･(笑) (2015年8月29日 17時) (
レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - ほんとほんと。国のお務めだからしょうがないけど、ちゃちゃっと行ってぱぱっと帰ってきてほしいですね。とは言え２年は長い。最後のメンバーが除隊して全員が揃ってステージに立つとき、果たして自分は何歳になっているのかとヌナは心配です。 (2015年8月18日 0時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
carry(プロフ) - まゆまゆさん» 初めまして＾＾コメありがとうございます！！ドンへさんはやっぱ無意識にやらかす人ですね (2015年7月23日 7時) (レス) id: 8abb1e480e (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - あぶないなぁドンへ。ヒョクちゃん早く帰ってきて！どっと疲れがでそうだわ (2015年7月21日 2時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：carry | 作成日時：2015年7月16日 23時
