（２３５）勝ち目 ページ7
傘美野中の1人が縮こまりながら走ってボールを取りに行く。
円堂がレーゼの足元の黒いサッカーボールを指差した。
円堂「そいつでやるんじゃないのか？」
レーゼ「お前達のレベルに合わせてやる」
円堂「何っ……！？」
カヤ「ストップ、ストップ。……ムカつくのはわかっけど、そんなの相手のペースに飲まれるのがオチだぜ？
それに、今そっちのストライカーや一之瀬と土門がいねぇんだ。……現状じゃ、染岡のワントップになるぜ」
鬼道「心配ない。バックアップは任せろ」
円堂「頼むぞ、みんな！」
＊
円堂「お前達の名を聞こうか。オレ達は雷門中サッカー部。オレはキャプテンの円堂守」
レーゼ「……お前達の次元で敢えて名乗るとすれば……エイリア学園、とでも呼んでもらおうか」
円堂「エイリア学園？」
レーゼ「そして、我がチームの名はジェミニストーム。我が名はレーゼ。……さぁ、始めようか」
全員配置につき、審判を務める出前がホイッスルを吹いた。
染岡「よーし、いくぞ宇宙人！！」
開始早々、染岡や鬼道たちが先手必勝で動いた。
……けど、戦う気がないのか、相手の前線は動きもせずに、染岡はドラゴンクラッシュを打った。
レーゼがそれを膝で止めて打ち返し、点を先に収める。
円堂「また……。またマジン・ザ・ハンドが出せなかった。これが宇宙人のスピードか。……まだまだ、試合は始まったばかりだ！」
持ち前の序盤の切り替えしをする円堂に、レーゼは薄く笑う。
レーゼ「地球にはこんな言葉がある。……弱い犬ほどよく吠える」
1点を取られて、また1点、またまた1点……ついには11点も取られて相手のペースに翻弄されてしまった。
出前「そんな……」
安永「あの雷門中が……」
染岡「ヤツら……なんて動きなんだ……！」
鬼道「しかも、あの余裕は一体……」
息を切らし、疲れていた。
無理もない。フットボールフロンティアが終わったばかりの、この短時間で身体を回復させろというのが無理な話だ。
そんな中、宍戸が足を押さえてしゃがんだ。
円堂「宍戸……」
宍戸「すみません、足が……」
宍戸の足が負傷した。
戦力の低い中、1人が動けなくなるだけでもキツい。
一体、どうすれば……！
「選手交代だ！！」
不意に現れたその声に、チームの表情が明るくなる。
豪炎寺「立てるか、宍戸」
宍戸「来てくれたんですね、豪炎寺さん！」
目金「豪炎寺くん！」
豪炎寺「宍戸を頼む」
目金「うん！」
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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