（２６７）男子組（ツメ団） ページ39
すっかり空は藍色一色になり、星屑がたくさん、煌めいている。
今夜は月が浮かんでないから、視界も悪かった。明るさの欠片もない、新月だ。
澄み切ってるようにも思えるこの自然だからこそ、東京の街とは違う空が見えるのだろう。
都会は空気が汚れてるって感じがするだけかもしれないが。
リク「あぁ……なんか疲れたな」
軽く伸びをしながら戻ると、温泉に人の気配はない。
こんなに暗くちゃ、みんなもう寝て────
夜日名「皐月様」
リク「！」
背後の声に振り返ると、懐中電灯を片手にした夜日名さんたちがそこにいた。
チトセ「全く。遅いから帰るのを待ってたんだぞ」
葉月「おかえり」
カヤ「リク、大丈夫だった？」
リク「……はい」
……嘘だ。全然、平気じゃない。
たぶんそれは、チトセさんたちもわかってて聞いてるはずだ。
何せ、この人たちもオレと同じで、さっきの刺青の男たちが尾けていたのを知っているからだ。
チトセ「……また、
リク「こんな時まで追ってくるとか、しぶといにもほどがありますよ。ココ県外なのに」
葉月「確実に寝静まった夜を狙うのも、あいつららしいというか、なんというか」
カヤ「狙いはソラだし、獲物狙って正攻法取るってのも、敵わないってわかってての行動なんだろうな」
チトセ「楯突く輩は片っ端から、か……。それにしては、1人の状態の皐月に奇襲をかけたのは間違いだったな」
夜日名「とにかく、皐月様は血の匂いを流すために温泉へ。服はこちらで処理いたします」
リク「すみません」
夜日名「自主トレーニングでお疲れでしょうから、皆様はおやすみ下さい。わたくしはまだ吉良さんと話がありますので」
葉月「じゃあ、お言葉に甘えて」
カヤ「だな、おやすみ、薫っち！」
チトセ「お先に失礼します」
リク「……では、また明日」
Desert Ocean……。
次にボスのアイツが顔を見せたその時には、
……オレが、
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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