（２５４）唐突な行動 ページ26
塔子「どうすんだよ鬼道？このままじゃ円堂がもたないよ！」
一之瀬「やっぱムリなんだよ、こんなフォーメーション！」
鬼道「……っ」
レーゼ「どうやら、試合はここまでのようだ。これでお前達もわかったはずだ。大いなる力の前では、いかにお前達が無力であるかが」
円堂「なに……勝った気になってんだよ……？ まだまだ試合は、終わっちゃいないぜ」
塔子「円堂……」
円堂「オレなら大丈夫だ！……もう、点はやらない！」
塔子「ダメだよみんな！これ以上やったら、今度はホントに円堂が……！」
染岡「……円堂は、言っても聞かないヤツだとわかってる。……とにかく1点だ！何がなんでも取ってくぞ！」
「「おう！」」
レーゼ「……愚かな」
FWの11番が一之瀬からボールを奪い、レーゼに送った。
レーゼ「……地球にはこんな言葉がある。【井の中の蛙大海を知らず】。己の無力を思い知るがいい！」
ゴール前にして、レーゼがボールに横回転をかける。
普通のシュートとは違う、大気を揺るがせて風を起こすほどの、紫色のパワーがボールに吸収される。
円堂「面白い、来るなら来い！これ以上点はやらないぜ！」
……と、円堂が身構えたのも、つかの間だった。
ペナルティエリア内に、聖羅の背中が視界を遮るかのように割り込んできて、円堂はぎょっとする。
円堂「空翼？！何やってんだよ？！」
聖羅「…………」
円堂「……っ、くそっ！！」
レーゼ「アストロ……ブレイク！」
目の前からどかない聖羅に円堂は駆け寄り、シュートの軌道外へと突き飛ばす。
聖羅「……！」
聖羅がよろめいて尻餅をつき、円堂はシュートに目を戻した時には体にボールが衝突していた。
ゴールラインを越えたボールは止まることを知らずゴールネットを突き破り、隣りの建物に大きなクレーターを作って破裂する。
……恐るべきシュートを目の当たりにしたみんなから、出る言葉など一言も無かった。
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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