（２５１）対応 ページ23
レーゼがオレ達の後ろを見る。
たぶんアイツが言ってるのは……空翼や柊達の事だ。
やり場のない悔しさを噛み締めていると、塔子がみんなの前に出た。
塔子「11人目ならここにいる！」
塔子がバサリ、と着ていたスーツを脱ぎ捨てる。その内には雷門のユニフォームが存在していた。
塔子「これでどう？……パパは取り返す。あんた達を倒してね！」
円堂「さぁ、11人そろったぜ」
レーゼ「……フッ、我等も甘く見られたものだ。……いいだろう。二度と立ち上がれない様に、叩き潰してくれよう」
円堂「前回は、アイツらのスピードに面食らって何もできなかったが、今日は2回目だ！今度こそオレ達のサッカー、見せてやろうぜ！」
鬼道「奴らの武器はあの驚異的なスピード。ロングパスはカットされる場合が多い。ショートパスで繋いでいくぞ」
円堂「あぁ！よし行くぜ、みんな！」
「「おーっ！！」」
みんながわらわらと自分の配置につく中、ちらっとベンチを見てみる。
空翼はまるで我関せずといった顔で、水色のヘッドフォンをしていた。
オレは空翼に近づいて話しかけようとしたけど、ふと思い出して手を引っこめる。
そういや、コイツ髪とか素肌に触られるの、嫌なんだった。
あまり刺激しないように、肩をグローブ越しにポンポンと叩く。
……？ 気づかない……。
もう一度、ちょっと力を加えて叩くと、空翼はヘッドフォンの片方に隙間を作ってこっちを見る。
円堂「空翼、後半からよろしくな！」
聖羅「…………」
いつもみたいに「嫌だけど」とか「は？」とは言わなかった。
空翼は素直に「はい」とか面倒で返事しないヤツだから、黙ってるのは了解って事なんだろうな。
カヤ「マルちゃ〜ん。ソラばっかに言ってんなよ。一応オレらもいんだから」
円堂「ま、マルちゃんって……」
キョウは明るくて社交的で、あだ名を大抵つけるらしい。
オレの名字は円堂だから、たぶん円をマルって取ったんだろうな。
円堂「わかってるさ！お前達にも期待、してるからな！」
＊
雷門からのキックオフで試合を始め、有人の作戦通りにショートパスでボールを繋いでいく。
けど、相手は一瞬の隙を突いて財前から修也くんへのパスをカットした。
攻撃型の陣形で挑んだため、ディフェンスが手薄ですぐに攻め上げられた。
FWの11番のシュート体勢に、円堂が構えるが、円堂はシュートを止めるそぶりさえ見せることもできず、ゴールに叩きつけられた。
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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