（２４７）監督の考え ページ19
結局、雷門はベンチの余った10人の布陣で戦うこととなった。
こっちのキックオフで、まず一之瀬に下げてから攻める。
染岡にボールを戻すと、相手のディフェンスで早くも阻止された。
秋「あぁ、おしい！」
春奈「すごいディフェンスです！」
夏未「身を呈して守る……まさにSPだわ」
？？「さぁ、攻めるよ！」
ボールは少女が所持し、SPフィクサーズが攻め上がる。
鬼道「風丸！チェック！」
？？「来たね、宇宙人！」
風丸「俺は人間だ！」
？？「へへっ、すぐにわかるよ！」
軽快な動きで風丸を躱す。
鬼道「くっ、やられた。壁山！」
相手の館野にパスを出す。そこに壁山が行く手を阻んだ……が、相手のドリブル技で足元を掬われて突破された。
聖羅「チッ、使えねぇな……」
気力なしの聖羅が地面で胡座をかいて舌打ちする。
？？「いくよ！ はああぁぁぁあっ！ ザ・タワー！」
少女がシュートを打つ直前の染岡に、雷を落とされ、惜しくもドラゴンクラッシュは打てなかった。
？？「詰めが甘いね、宇宙人」
染岡「くっ……！」
悔しそうに睨む染岡だったが、一瞬だけ顔をしかめた。
瞳子「！」
＊
秋「みんな、大人と互角に戦えてるじゃない。その調子よ！」
春奈「10人で戦ってるなんて思えないです！」
夏未「そうよ。みんななら勝てるわ」
チトセ「…………」
リク「どうしました、チトセさん？」
チトセ「さっきの、前半終了目前で染岡がシュートを外しただろう。なんか、気になってな」
葉月「でも、それは焦っちゃっただけなんじゃないの？」
チトセ「やり始めたばっかのヒヨッコが。出しゃばるな」
葉月「知識だけで運動ができないチトセ君に言われる筋合いはないなぁ？」
カヤ「やめろって、俺の取り合いで」
「「違う！／から」」
ごちゃごちゃと騒ぐ男子たちを含む雷門に、瞳子が両手を叩いて注目させた。
瞳子「みんな聞いて。後半の作戦を伝えるわ。染岡君、風丸君、壁山君。貴方達はベンチに下がって」
円堂「なんだって？」
瞳子「空いたスペースは、残りのメンバーでカバーして。空翼さんも出るのよ」
染岡「何で俺が下げられなきゃいけないんだ！」
風丸「監督の考えがわかりません！ただでさえ厳しい状況なのに！」
瞳子「勝つための作戦よ」
鬼道「待って下さい。これでは戦えません。せめて葉月達をピッチに……」
瞳子「いいえ、これで戦うのよ」
鬼道「しかし……！」
瞳子「後半、始まるわよ」
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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