（２４２）浮力が仕事してない ページ14
葉月「……ホントに…………」
カヤ「困ったなーホント、はっはっは」
リク「笑ってないで助けるの手伝ってください！」
聖羅「…………」
チトセ「鹿だけじゃないだろう。今までショウにオスの動物が何匹寄ってきたと思っている？」
リク「いや、だから……今は多量の雄鹿に埋れてるリーダー助けるの手伝ってくださいってば！！！」
そう。奈良県だけに尋常じゃない数の鹿に埋もれる聖羅は今、抵抗するのが面倒な状態で鹿煎餅をただ黙々と食べているのだ。
夜日名「わたくし、猫アレルギーなものですから」
リク「相手は鹿ですよー執事さーん！そんな真面目に申し訳なさそうな顔しないで！！」
……と、さすがに埒が明かないこの状況の方が逆に面倒だとわかった聖羅は手に持った物を放ると、鹿はそっちの方面に流れていった。
カヤ「おぉ、鹿煎餅だ」
夜日名「花より団子、でございますね」
チトセ「よーし、エイリア学園の詮索を再開するか」
リク「貴方助けないだけあっていろいろ卑怯ですよねもう」
壁山「あーっ！あったッスー！！」
リク「壁山っすね、今の声は」
聖羅「…………」
リク「あっ、リーダー待ってくださ〜い！」
＊
壁山の声がしたのは壊された橋の近くで、目金と一緒になってうんうん唸っていた。
池の中に入って、何かを2人で持ち上げようとしている。
チトセ「何か見つけたのか？」
壁山「あ、はい！皐月くん、手伝ってほしいッス！」
リク「わかった！」
カヤ「オレも手伝う。せーのでいくぞ。……せーのっ！」
4人がかりで持ち上げようとするが、それはピクリと動くどころか転がりもしなかった。
かといって、葉月は病み上がりだし、チーちゃんは非力だし、ソラは手伝う気すら感じられない。
チトセ「どうしたキョウ？」
カヤ「重すぎ！！何コレ、ワケわかんない！ 水の浮力仕事してないぜ絶対！！」
葉月「そんなに重いのか……。しょうがない。他のみんなが来るまで…………」
葉月が顎に指を当てて考えていると、隣りでソラが黒ジャージの袖をまくってザブザブと池に入ってきた。
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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