（２３９）早速 ページ11
カヤ「なーんかコワそーな人だったな、吉良さん」
後頭部で腕を組むキョウが吉良瞳子の話題をあげる。
葉月「ちょっと冷たくて棘のあるトコが聖羅ちゃんに似ているね」
カヤ「コワいといえばウチの監督もコエーよな」
チトセ「青龍中のサッカー部は、確か
カヤ「そーそー、リンちゃん先生なー。スパルタだし男勝りでマジ妥協許さねータイプだから、あっちのほうがよっぽどソラに似てるぜ。今リンちゃん先生長期出張で海外行ってるから、あの怒鳴り声が聞けないってのも物足りねーけどなっ」
リク「ふふっ……。あれ、リーダーは？」
葉月「聖羅ちゃんなら、俺たちよりひと足早く帰ったよ。出発するとなるとペットのレオンたちをしばらく雅さんに任せないとならないから」
チトセ「……おい。レオンはわかるが、なぜ他のペットを飼っているって複数形なんだ。ショウは俺達でさえ部屋に入れないんだぞ」
葉月「何となくそんな気がしただけだよ。それとも、ジュリちゃんから聞いたような。どうだったかなあ」
わざとシラを切ってみせる葉月に内心怒りを覚えたが、キレたら思うツボだ。
自分に言い聞かせて、冷静になってみる。
今激しく、息子の面倒で苦労する母親の気持ちだ。
ユウキ「おにーちゃん」
ふと、少し下で呼ぶ声がする。俺の妹のユウキだ。
チトセ「どうした？」
ユウキ「ほんとに、うちゅーじんたちをやっつけにいくの？」
実質、俺の家族は今となってユウキと2人だけでマンション暮らしだ。
俺がしばらく帰らないという事は、この家はユウキ1人になる。
ユウキの友達で、葉月の小学2年の弟と両親がいるから安心して預けられるのだが。
チトセ「……ごめんな、ユウキ」
ユウキ「ううん。わるいうちゅーじんなんて、みーんなやっつけちゃって！」
チトセ「ユウキ……」
葉月「……えっ、それは本当ですか？」
急に葉月の驚いた声が耳に届く。振り向くと、ケータイで電話を繋げていた。
リク「どうしたんですか？」
葉月「雷門さんから、奈良県にエイリア学園が現れたって。しかも、エイリア学園は財前総理大臣をさらってる。すぐに行こう」
あらかじめ準備していた自分の荷物をみんなそれぞれ持つ。
チトセ「後で葉月の親御さんが迎えにくるから、いい子で待ってるんだぞ」
ユウキ「うん。おにーちゃんたちも、がんばってね！」
俺はたった1人の家族をそっと撫でて、みんなの後を追った。
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さっちゃん - ドラマダ１話だけ見たよーとても面白かった！！雷雨が勧めるアニメは絶対見るからねーだからいつでも言ってねー毎日雷雨と会うたびにわくわくしながら楽しみにしてるんだからねー (2015年8月6日 9時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん - おはよー今日から夏の高校野球がテレビで始まるよーうちはこのテレビを見て夏だなーって思う！あ！６巻おめでとーう！！ここにコメント書いたらいいんだねー (2015年8月6日 9時) (レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
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