（１８２）止めるなら全力出せ ページ34
王将『ボールは雷門陣内。木戸川清修の武方三兄弟がゴールを狙う！』
勝に渡るはずのボールを豪炎寺が奪った。
染岡に声をかけて、ドラゴントルネードを打つ。
軟山「タフネスブロック！」
体を張った相手キーパーの軟山がボールを真上に弾いた。
勝「ナイスセーブっしょ！」
だが、それは豪炎寺の予測通りだ。
空中戦を得意とする選手が、相手にはいない。
そこを突いて間髪容れずにボールへと喰らい付いた。
豪炎寺「ファイアトルネード！」
軟山「何っ？！」
不意打ちで反応が遅れて、相手が同点を許した。
全体的の流れはまたこちらへ戻った。
王将『同点のまま一進一退。どちらも譲らない白熱のゲームが続いている！』
ストップウォッチのタイマーはもう残り数分。
同点のこの状況に、武方たちが栗松のボールを奪う。
勝「延長戦なんて必要ないっしょ！」
「「「俺達は負けない！！」」」
勝「絶対に……！」
努「俺達が……！」
友「勝つんだ！！」
どうやら、負けたくないのはどっちも同じ、か。
「「「トライアングルZ！！」」」
円堂「ゴッドハンド！……く……っ」
さっきみたいに、また押されている。1人で3人技を止められるはずがない。
……けど、円堂は諦めない。
円堂「このゴールを許したら、チームみんなの思いが途切れてしまう！だからオレは、絶対に止めてみせる！ゴールを背負うっていうのはそういうことなんだ！」
聖羅「……バカが」
たかが1人で1点を守るだけだというのに……。
あたしは気づいたらFWの位置から下がり、円堂に背中を合わせて支えていた。
聖羅「さっきから押されてんじゃねぇよ。テメェはあたしの願望壊す気か？」
円堂「空翼……！」
聖羅「止めるなら全力出せ。中途半端なことはするな。見ててイライラする」
円堂「……！おう！」
帝国戦の時みたいに2人で止めたことを思い出す。
円堂は全身の力をフルに使い、トライアングルZに対抗した。
王将『止めたーっ！円堂を空翼がサポートしてトライアングルZを阻止！木戸川清修ゴールならずーっ！！』
円堂「よっしゃああっ！！」
完全に止めた頃合いを見て聖羅が素早く前線へと走る。
聖羅「モタモタすんな、寄越せ」
円堂「おう！」
負けたくないのはアイツも一緒だ。
円堂は聖羅を信じてボールを投げた。
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さっちゃん - 久しぶりー読みましたよ！第4巻！また新しいのが出来たら投稿してねー楽しみにしてるよー（＾ー＾） (2015年3月14日 14時) (
レス) id: 16c12ee81d (このIDを非表示/違反報告)
佐倉かぐや(雨狩香)(プロフ) - 今日、一気に見させていただきました！とても面白く素晴らしい作品ですね！更新、頑張ってください。応援してます！(*´ч`*) (2015年2月12日 4時) (レス) id: 143c1285b3 (このIDを非表示/違反報告)
夏の破壊者(プロフ) - 第四巻目おめでとう！！(*´∀｀*) これからも改めてよろしくお願いします( ｀・∀・)ﾉ (2014年12月12日 8時) (レス) id: 33a54af4d9 (このIDを非表示/違反報告)
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