（１３２）祝勝 ページ34
稲妻商店街。
朝早く日の差し込むこの場所には、まだどこもシャッターが開けておられず、ただ電線に留まる小鳥が囀っていた。
そんなまだ爽やかな時間帯の中、一軒の店だけが早くも開店している。
『本日貸切』という貼り紙がされている引き戸の向こうでは、賑やかな少年たちの歓喜が多数聞こえていた。
円堂「やったぞーーーっ！！」
「「やったぞーーーっ！！！」」
円堂の跡に続いて、ここにいる全員が声を張り上げた。
「もぅ、何度目よ」とマネージャーの秋がその空気の中で苦笑するが、店のカウンターから身を乗り出す円堂は、嬉しそうに言った。
円堂「いいじゃないか、何度だって。オレ達は、優勝したぞーっ！！」
「「優勝したぞーっ！！！」」
ここ、雷雷軒ではフットボールフロンティア地区予選後の祝勝会を繰り広げる、雷門中の声でいっぱいだった。
半田「監督！俺、チャーシュー麺追加！」
目金「ボク五目チャーハン」
響木「おう。いっぱい食ってけよ！」
リク「すみません、オレたちまでごちそうになってしまって…」
少々申し訳なさそうな顔をする皐月に、円堂は「いいよ、そんなの」と言った。
円堂「お前たちが空翼の事話してくれなかったら、オレ今までどう対応していいかわかんなかったしさ。
空翼のことがちゃんと知れて、オレめっちゃ嬉しいんだ！」
リク「円堂さん……！」
チトセ「…………」
カヤ「……チーちゃん、いい加減バンダナくんに突っかかんのやめろよ。
お前美形なのはイイけど、ソラが睨むよりも目付き悪いんだからさ。
ジャージの事くらいいーじゃん。ソラだって『替えあるからもういい』って言ってたし」
水狂言が注意するも、柊はフンと鼻を鳴らして注文した天津飯を口に運んだ。
カヤ「あ〜……ごめんな？コイツってばソラの事になるといっつもカリカリすんのよ」
愛想笑いをへラリとする水狂言と、不機嫌な柊に円堂は苦笑せざるを得なかった。
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ばっしゅ(プロフ) - え、円堂・・・(( (2014年8月17日 9時) (
レス) id: 211a3ef49a (このIDを非表示/違反報告)
まこう(プロフ) - 雷雨さん» 見てみる！！ (2014年6月21日 14時) (レス) id: 86db760eed (このIDを非表示/違反報告)
雷雨(プロフ) - まこうさん» 『LOVE STAGE!!』っていうアニメ知ってる?! 友達が教えてくれたんだけど、声優がやたらと豪華すぎる！公式サイト見てみて！絵もすごくカワイイんだよ！ (2014年6月20日 19時) (レス) id: 56e9aa1732 (このIDを非表示/違反報告)
まこう(プロフ) - 続編おめでとう！！更新頑張ってね！ (2014年5月19日 13時) (レス) id: 3e30f6238f (このIDを非表示/違反報告)
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