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及川
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Aと買い出しに行くことをすっかり忘れてて慌てて外に出た。
あばよ野郎ども!!
俺は天使と一緒にデート行ってくるからね!!
「……あ、及川さん、もう大丈夫ですか?」
「う、うん……」
少し汗をかいていてなんか色っぽいっていうかいやいつも色っぽいんだけどなんかカサ増しっていうか……
とりあえず直視できない。
お陰で電柱にぶつかりそうになっちゃうし相変わらず冷たい態度取っちゃうし…!
そんなこんなでスポーツショップ。
……どうしよう、クソ可愛い。
背伸びしてコールドスプレー取ろうとしてるんだけど全然届いてない可愛すぎる。
なんとか話しかけて取ってあげる。
あ、指先触れた。
…………ふ、触れたァァァッ!!!!
「…及川さん?どうしたんですか」
「な、なにが…」
「汗すごいですけど……熱中症?私のでよければ水飲みます?」
「は、はァ!?」
リュックから自分の水筒を取り出したA。
あ、ラプンツェルだ…なんてどうでもよくて!!
こ、こここ、これは!!!
間接…き、キッスじゃないか!!!
「……あ、ごめんなさい、嫌ですよね。買ってきます」
「え!?い、いい!別にいい!」
「え?でも及川さんが…」
「時間勿体ないからいいっつってんの!早くちょうだい!」
「え、えぇ…?」
混乱した様子で水筒を渡してくれる。
ゴクリと唾を飲み、震える手でラプンツェルの蓋に手をかけた。
く、口を付けるまで後10cm…!
「…あぁ誰かと思えば及川さんじゃないですか」
「あ、影山くん」
「ちっす」
「こんにちは〜」
…………とッ、飛雄ぉぉッ!!!
なんでいんだよ、なんでいんだよ、
なんでこのタイミングで現れるんだよ!
ッざけんなァっ!!!
「あの、そこにいると邪魔になってるんで端に行ったほうがいいですよ」
「るっさいよ…ッ!お前が端に行けよ…!」
「?なんで怒ってるんですか」
「うるさいなぁ!良いとこだったのに!!」
叫んでから気づいた。
この場にはAがいることに。
こんなの聞かれたらドン引きされるに決まってる。
やばい、終わった、積んだ。
サーっと青ざめるのを感じながら振り返ると、そこには烏野のチビちゃんだけがいた。
「……はっ?」
「え?」
あの子どこ行った?
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鏡の孤城 - 私も国見君推しです。そして、受験生ですww勉強頑張ってください!! (2018年10月28日 0時) (レス) id: 7e55c6519e (このIDを非表示/違反報告)
カノン(プロフ) - 私も受験生です笑笑笑笑笑 一緒に頑張りましょう! (2018年10月21日 23時) (レス) id: 42f68f016a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 受験勉強頑張ってください!国見ちゃんありがとうございます! (2018年10月21日 22時) (レス) id: 8b09b2ffad (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - おー!受験!私もです。そんな中こんなに素晴らしい作品書けるなんて凄いですね!無理せず頑張ってください。 (2018年10月21日 2時) (レス) id: 9ae6f31f90 (このIDを非表示/違反報告)
じふん(プロフ) - 彗羽さん» ありがとうございますっ(〃ω〃) (2018年10月21日 0時) (レス) id: 16673674b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じふん | 作成日時:2018年8月5日 19時