Reversal 2 (ページ7)

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リ「初めまして、望さん

私、西園寺リリと申します」

望「ども」

リ「ふふ、噂通りクールな方なのですね

私気に入りました」

望「何言ってん？」

リ「西園寺グループ令嬢であなたの許嫁なんですよ？」

望「は？」

小さい時に１回だけ会ったことしかないから分からんかったおれの許嫁

リ「何も聞かされてないんですか？

私達3月には式を挙げることになってるんですよ？」

望「嘘…やろ…」

リ「嘘じゃなくて本当です

これからよろしくお願いしますね」

望「俺は女遊びが趣味やで？

浮気するかもしれへん

俺とは離れた方がええと思うけど」

実際破談になればと思ってそうしてわけやし

リ「ご承知しております。

それでも私は望さんがいいのです」

望「ﾁｯ」

西園寺も変なやつすぎるやろ

きっと全て親父のせいだと思いすぐに親父の所に行ってどういうことか突き止めた

父「あぁ3月4日に式場抑えてある

お前は大学合格してもしなくても結婚するんや

西園寺グループの令嬢と結婚すれば仕事も上手くいくしな」

結局俺はただの仕事の道具にしか思われてん

望「ふざけんなや、親父に決められた女と結婚するつもりないからな」

父「あの元生徒会長の事か

随分惚れてるそうやな」

望「なんでAのこと…」

父「なんでも知ってるで

お前の友達やよく行くクラブ

言う事聞かんとどうなると思う？

クラブは潰れてお友達も大学が落ちたり就職できんかったり、どん底人生を送るかもしれんぞ？」

望「卑怯やで…」

父「使える権力は使わんとな」

望「くっそ…」

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