Reversal 2 (ページ15)

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#61 ページ15

流星side

最後はみんなと一緒に登校したいって言うから

4人で思い出話しながら学校へと向かった

門には卒業式と書かれた看板が立て掛けられてある

『これで高校生活最後って悲しいね』

大「いっぱい思い出作ったもんな」

智「Aはよ行かなくて平気なん？」

『せや！神ちゃんありがとう！先行くからまた後でね！』

流「あそこでずっと神ちゃん待ってる部活の後輩おるで」

大「流星は女子が凄いけどな

囲まれる前にはよ教室行こ」

望「流星！」

聞き覚えがある声に振り返ると

智「望やん」

流「約束守ったんやな」

走ってきたのかハァハァ言いながら俺たちのところに寄ってきた望

望「卒業見届けるって約束したから…

3人とも、俺の自分勝手で色々とほんまごめん」

智「みんな見てるから顔上げてやぁ」

大「流星から事情は聞いた

Aには会ってかないんか？」

望「遠くからでいいかなって、それに時間ないし

話したらきっと決心が揺らいでまうから」

流「Aがまだ望の事好きでも？」

望「なおさらAがもっと辛くなるやろ」

流「決めたんならええけど…」

望「俺今抜け出してきてん、一目見たらすぐ戻らんと」

流「落ち着いたらでええからまた皆で集まろ」

結婚したらもう親父さんも何も言ってこないやろうし

望「おう」

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