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#57 ページ11

流星side





試験が終わりぞろぞろと受験生が会場から出てくる




その中から望を探して




望「流星…」




流「久しぶりやな

ちょっと時間ある?」




望「少しなら、Aのことやんな…」




流「なんで連絡寄越さへんねん、Aにも俺らにも」




望「ごめん…」




流「しかも朝一緒に車乗ってた女誰やねん」




望「見てたんか?」




流「今日なら会えるかもってAと望を待ち伏せてん

そしたら女と一緒に車から出てくるし

受験の邪魔しちゃ行けないってずっと望待ってたんやで?

A泣かせんなや」




望「ごめん…」




俯いてごめんとしか言わん望




ただただ腹が立って




俺も望を殴りたい気持ちやったけど




望「流星には言わんといけないんやけど」




望の口から出た言葉で




正気に戻った






.

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作者名:甘橙 | 作成日時:2019年4月21日 17時

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