誰からの貰い物 side神威 ページ47
[神威]
神威「そういえばこの口紅どうしたの?」
A「あ、これはさっき高杉からもらったやつだよ。」
それを聞いて俺は心がモヤモヤしだした。
晋助、あの時手を出すなって言ったのに。俺はどんどん機嫌が悪くなり
神威「そうなんだ。じゃあAは俺と合わなかったらこれを使おうとしていたんだ。」
思ってもいないことを口に出してしまった。だけどAは否定して
A「いや、使わないからまた子にでもあげようかと思っていたけど、私と神威が使っちゃったからどうしようかと思ってて。」
それを聞いて、俺はモヤモヤが消えた。
逆に晋助に対して優越感を感じる。
Aはこの口紅をどうするかで迷っているらしい。なら俺がもらう。Aに他の男からの貰い物なんて持たせたくない。
俺が処分する。
神威「そう。じゃあいらないなら俺がもらうよ。」
A「え、いいけど神威口紅使うの?」
Aは笑いそうなのを必死に堪えながら言ってきた。俺は軽く一発殴ろうかと思ったけど
神威「そんなわけないだろ。ただAが使わないなら俺に頂戴。」
俺はそう言って手を差し出した。
晋助からもらった物をAに持たせたくない。そんな気持ちが湧いてきた。
Aが俺に口紅を入れた紙袋を渡すと、廊下の時計を見て慌てて仕事だと言って行ってしまった。
俺はAがいなくなった後、紙袋を見て晋助のAへの好意が本気だとわかった。
俺は晋助の部屋に行くのをやめて春雨の船に歩き出す。
晋助は好きだけど、今日は会いたくない気分だからだ。
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時