なぜ目の前 ページ5
[A]
鬼兵隊 池田夜右衛門
見廻組 春雨
の配置で座るようになっている。
私がそう思っていると高杉が異三郎に話しかける。
高杉「そちらも来るタァ、久しぶりに会うな。」
異三郎「えぇ。まぁ。そちらも元気そうで何よりです。」
いやいや!おめーら!会話するんだったら席変われよ!
なんでわざわざ遠い相手と会話するの?最初っから異三郎の前に座ればよかったじゃん!高杉晋助めー!
高杉「おい。おい!」
A「あ、はい!?」
やべー。考え事していて高杉が読んでいるの聞こえてなかったわー。
高杉「おめーさん見たことねーつらだなァ。新人か?」
高杉が言うと異三郎が話を割って喋る。
異三郎「いいえ。この子は元からうちにいましたよ。ですがおもて面の仕事で忙しくて今までの会合には来れなかったんですよ。」
そう、会合には何回か参加したことはあるが、ちょうど鬼兵隊と会合する日はおもて面の仕事、いわゆる警察の仕事が忙しくなってしまったから、鬼兵隊に会うのは今日が初。
高杉「そうカァ。俺は高杉晋助、ま、よろしくな。」
なんで自己紹介するの?会合で自己紹介なんてなかなかしないのに。
でも一応挨拶し返す。
A「よろしくお願いします。高杉さん。私は見廻組一番隊隊長、Aです。」
高杉「さんずけはいらねぇーよ。普通に呼び捨てでいい。ほー、その歳で一番隊隊長か。よほど腕がたたないともらえねぇ位だな。ま、よろしく。A。」
A「あ、はい。」
謎にぐいぐい高杉から話しかけられると、高杉の横にいるヘソ出しの金髪の女の子が喋り出す。
また子「晋助様ー!あんまり話さないで下さい!一応ここ会合の場っす!」
そう、会合の場ではあまり日常会話はしない方が良い。
いくら仲間とはいえ形だけ。どの組織も己の利益のために来ている。例えば私たちは真選組を潰せるからとか。
だからいつ裏切られても良いように、気を張らなくてはならない。
高杉「まぁいいじゃねぇか。まだあいつらも来ていないようだしナァ。」
A「あいつら?」
私が疑問に思うとまた子が喋り出す。
また子「春雨の第七師団っす!今Aの座っている席の隣にくるはずなんすけれど、遅いんっすよ!」
A「へーそうなんだ。何かあったのかな?」
異三郎「おそらく、地球に来ることは滅多にないでしょうから寄り道でもされているんじゃないんでしょうかね。」
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海月(プロフ) - まっちゃむーしゅさん» すみません。急いで直します。教えてくださりありがとうございます。 (2018年12月20日 17時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃむーしゅ(プロフ) - 川上じゃなくて河上ですよー! (2018年12月20日 16時) (レス) id: ea9a3f21f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2018年12月6日 12時