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おとぎ話、アリス版(リク) ページ46

[A]



お母様に言われて、
相手側の家のお屋敷でお茶会に参加している。




今日参加している理由は、
私が相手の方にプロポーズされるらしく、


それを祝う会だが、
名目ではお茶会、パーティと言われて来てしまった。



プロポーズなんて今さっき聞いたのだ。


好きでもない人と…か。



生まれてから好きな人とか出来たことない。




母「A、
今日のプロポーズを承諾すれば私たちの企業も安定するわ。なんたってお相手は有名な企業の息子さんですもの。

Aは好きな人出来たことないでしょ?
お母さんももう長くないわ。
だから、貴方には幸せになってほしいの。」





A「………わか、ってる。」





わかってはいる。
私の亡くなった父は、大手企業を務めていた。


父が亡くなって私が受け継ぐまではお母さんが受け継いでくれているが、お母さんもそう長くない。



いつ私が受け継ぐことになってもおかしくない。だからなのは分かるけれど……




目の前の紅茶を一口飲んで
前に座っている相手を見るが、普通に顔は整っている方だと思う。

性格も話していて悪くはない。紳士的だ。



けれどな……
なんか、私は違う気がする。



もっと面白くて、
予想しないような事を言う人の方が私はいいと思っている。



相手「Aさん」




そんな事を考えていたら
突然名前を呼ばれて相手の目を見ると





相手「好きです。Aさん。
私の妻になってくれませんか?」




言われると分かっていたプロポーズが
唐突に言われた。




どうしよう…




A「私………」




分かってはいるけれど、
好きでもない人に好きって言えない。


心が分かっていても、体が…
口が動いてくれない。




どうしようか迷っている時

相手の後ろの草むらからピョコっと


小さく、体が白色で、口がコーヒー豆みたいな、
プラカードを持っている生き物が目に入った。



なんだろう。あの生き物。
気になる。


プロポーズどころじゃない。面白いものを見つけた!



A「………ちょっと時間を下さい。」



そう言って
私はテーブルから離れて
白い物体を追いかけて走った。



白い物体を追いかけているうちに
近くの森の中に入って来てしまった。



白い物体は、一本の太い木の穴に入っていった。




その穴を覗き込むが、白い物体がいない。


あれ……?



どこにいったんだろ。



もっと奥を見ようと体を動かしたら
体を支えていた手が滑って落ちてしまった。

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 短編集   
作品ジャンル:恋愛
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神威LOVI - リクで・・夢主が、シンデレラになるお話をお願いできますか? (2019年5月4日 6時) (レス) id: 97e2f5276c (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ミミさん» リクありがとうございます!分かりました!作ってみますね(^^) (2019年3月16日 6時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - リクで、夢主が入院してしまった!お願いします! (2019年3月16日 1時) (レス) id: 9c0229a42a (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - ミミさん» いえいえです!!ありがとうございます! (2019年3月8日 22時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
ミミ - ありがとうございます!!神威の運動神経…ハンパないです。これからもお願いします! (2019年3月8日 20時) (レス) id: 8a77cf5288 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海月 | 作成日時:2018年11月25日 19時

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