神威の短編集[銀魂]２

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[A]


餌をしっかりあげると、モグモグ美味しそうに食べる。


なにより驚いたのは、餌を食べる量…


ドックフード何袋も平らげるこの犬にかなり驚いている。



A「そんなにお腹空いていたのー？」



神威「ワン！」



A「んー、そうなんだ。じゃあはい。もっと食べな！」



さらにその後も何袋かプラスであげた。




もう夜か。



犬の世話をしていたら、すぐに夜になってしまった。



お風呂に入ろうと、
神威の部屋の風呂を借りようとしたら




神威「ワン！」



私の足の周りで駆け回り、吠える犬。

もしかして



A「お風呂入りたいの？」



神威「ワン！」




A「そっか。じゃあ一緒に入ろう。ワンチャンだから特別ね。」




そう言って一緒にお風呂に入り、
しっかり犬の体も石鹸で洗ってあげた。





風呂から出て、ドライヤーで犬の体を乾かし終わり、神威のベッドに犬が自ら入ったので釣られて私も一緒に寝転んだ。




A「神威まだ帰ってこないのかなー。」



神威「ワン！」



ボソッと呟くと、犬は反応して私の顔を舐めてきた。



A「ちょっ、くすぐったいよ！慰めてくれてるの？ありがとう。」



そう言って犬の頭を撫でていると、
どっと眠気が襲ってきた。



今日一日慣れない犬の世話をしたせいかもしれない。



私が眠くなってきているのに気づいたのか分からないけれど、犬も大人しくなって、私の腕の中に入ってきた。




A「本当はここ神威専用なんだよ？でもワンチャンだから特別ね。神威には内緒だよ。」




そう言ってすぐに眠気に襲われて、
爆睡してしまった。


、
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、



んっ………朝か。


昨日は良く寝たのでスッキリする。


そう思い目を開けると




A「えっ！か、神威！？」




私の腕の中には神威がいて、神威も私の腰に腕を回してお互いに抱き合っている状態に気づく。



私の叫び声に神威が目を開けて




神威「あ、おはよう。」



A「おはようって、あれ！？犬がいない。」




私の腕の中でスヤスヤ眠ってたあの犬は？
びっくりしていると、神威が微笑み



神威「あれ、俺。」




A「えっ………」




俺？うそ、昨日の犬、神威だったの！？
確かに声とか似ていたけれど……


ってことはちょっと待てよ！？



A「ままま、まさか！昨日のこと全部覚えてるの！？」

３→←神威が犬になってしまったら(リク)

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