魔法８ ページ9
[神威]
船に乗って数時間。
この星は地球と似ていて太陽がやけに出ている。
暑い。
俺と阿伏兎は番傘をさしていると、グレイが俺達を見て
グレイ「なんで傘なんてさしているんだ？」
ルーシィ「夜兎族は、太陽の光に弱い種族なのよ。だから番傘をいつも持ち歩いているって聞いた事があるわ。」
グレイ「なるほど。大変なんだな。」
神威「まぁね。」
気の毒そうに言ってくるグレイは、パンツになっているから少しイラつく。
俺もこの暑いなかチャイナ服を脱ぎたい気分だというのに。
俺がそう思っていると、ナツと子供が気持ち悪そうにする。
ナツ、ウエンディ「うううぅ……うぇぇ……」
神威「船酔い？」
俺がグレイに聞くと
グレイ「あぁ。こいつらさっき話したドラゴンスレイヤーだから、乗り物に弱いんだ。」
ドラゴンスレイヤー……さっき少し教えてもらったやつか。
神威「へぇ。乗り物に弱いなんて、あんた達も苦労してるんだネ。」
ナツ「ううう、うぇぇぇ。」
ルーシィ「全く、いつも仕方がないんだから。」
そんな会話をしていたら、メストが指をさして
メスト「見えてきた。カラコール島だ。」
指をさしている島を見ると、思っていたよりも大きい島だ。
グレイ「ほら。下船の準備しろー。」
エルザ「まて。あの船はなんだ。」
あの船？
全員島を見ると、島の横に黒色の紋章が入った大型船が何隻かとまってた。
メスト「アルバレス帝国軍の船だと！？」
シャルル「なんでこんなところに。カラコールは、アルバレスの領土じゃないはずよ？」
メストが望遠鏡を取り出して島を見て
メスト「港で、何かの検閲を行なっているようだ」
そう言うとナツが気持ち悪そうにしながら
ナツ「スパイの仲間を探しているらしい……うっ」
ウエンディ「スパイさんも捕まってはいないようですぅ……ううっ」
こいつら、島からあんなに離れているのに聞こえるのか…？
俺が疑問に思っていると、グレイが解説するように話しだして
グレイ「耳がいいんだ。ドラゴンスレイヤーは。」
神威「なるほどね。」
俺が納得すると
エルザ「奴らに情報員が捕まる前に、接触しなければ。とりあえずあの島に変装して降りるぞ。」
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海月(プロフ) - Nanaoさん» ありがとうございます！！とても励みになります！更新頑張りますね(^^) (2019年2月17日 12時) (
レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
Nanao(プロフ) - とてもいい小説で、はやく続きが読みたいです (2019年2月17日 10時) (レス) id: 17862cd69b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 真由さん» 失礼致しました。すみません。すぐに直します。教えて下さりありがとうございます！ (2019年2月7日 8時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すみません。気になったのですが、ルーシィとウェンディですよ。 (2019年2月7日 7時) (レス) id: 4fa1d4dcbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海月 | 作成日時：2019年2月6日 0時
