魔法33 ページ34
[A]
なんで今自分が気が立っているのか分からない。
神威が遊女とヤろうが、ヤらないが、そんなの私には関係ない。
なのになんで。
A「はぁ…………」
大きなため息をしながら大きい廊下を歩いていると、襖越しから
「あぁぁんっ……あっあっ…んぁ…」
遊女の甘い声が聞こえてきた。それを聞いてさっきの言葉が蘇る。
_______ゴムなしで良いでありんす
あの時は怒りにくるって、ヤりたければヤれば。なんて言ってしまったが、冷静になって考えるとしないでほしい。
私の事を捕虜として捕まえている生意気なあいつだけど……だけどちゃんとソウユウコトは好きな人としてほしい。
偽りの恋愛で遊んでしまったら後悔するよ、神威。
どうでもいい奴なはずなのに、心配してしまう。
よく分からないな、自分も、あいつも。
そんな事を考えていたら、1つの襖から身長の高い男が浴衣姿で出てきた。
服が乱れている様子を見ると、たぶん行為し終わってトイレかなんかで出てきたって感じだ。
A「おえっ……」
また吐きかけそうになったが、寸止めで止める。
男が私の後ろにある厠に向かって歩いてくるので、私も部屋に戻ろうと歩き出すと、近くなって突然男は止まり、話しかけられた。
男「お嬢さん、遊女か?」
A「え、いや。客です。」
男「そうか。じゃあ聞き方を変えよう。魔道士か?」
!?
なんで私を魔道士だと分かったの。
A「そうだけど。まさかあんたも魔道士?」
だけど男は笑い
男「いやいや。俺は魔道士じゃない。けどやっぱあんた魔道士か。へぇ。」
面白いものを見つけたように、不気味に微笑んで私の方にどんどん近づいてきて、後ずさりしていくとトンっと壁に当たってしまい壁に攻められていた。
A「何すんの?てかあんた誰?」
地雷亜「俺の名は地雷亜。ここらで非合法薬 物の売買をしている頭だ。
そうゆう闇取引に関係しているから、他の星にも詳しいんだ。その魔封石を両腕につけているのをみて分かった。」
そう言われて両手を見ると、着物の袖から魔封石が見えてしまってた。
地雷亜「どこのギルドだ?」
A「…………お前に教えるつもりはない。」
地雷亜「ほぉ………」
そう言って私の左腕を見ると、
ビリッ!!!
着物の左袖を引っ張って引き剥がされた。
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海月(プロフ) - Nanaoさん» ありがとうございます!!とても励みになります!更新頑張りますね(^^) (2019年2月17日 12時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
Nanao(プロフ) - とてもいい小説で、はやく続きが読みたいです (2019年2月17日 10時) (レス) id: 17862cd69b (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 真由さん» 失礼致しました。すみません。すぐに直します。教えて下さりありがとうございます! (2019年2月7日 8時) (レス) id: 560d352492 (このIDを非表示/違反報告)
真由(プロフ) - すみません。気になったのですが、ルーシィとウェンディですよ。 (2019年2月7日 7時) (レス) id: 4fa1d4dcbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:海月 | 作成日時:2019年2月6日 0時