【BTS】Ordinary【男主】 (ページ8)

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なかなか庭から戻ってこない弟2人にため息をつき、渋々自分も庭に出る。

は～、小さい頃は後ろをついて回って可愛かったのに、今になったらおじさんおじさんって本当に、、

なんでぶつぶつ言ってるとどうやらそこにいたのは2人じゃなかったらしい。
1人の弟の腕の中にいた3人目の弟をみた瞬間ジンは大きく息を吸ってさあどうぞ、

「ヤーーーー！！！！！！！！！」

地響きがするほどの大きな声に3人はとっさに耳を塞ぎます。大きすぎるその声にびっくりした鳥が何羽か飛び去っていきました。それほど大きな声を外で出したのでもしかしたら町にも響いているかもしれません。

「なんで！Aが！泣いてるんだ！ちゃんと！説明しろ！」

「落ち着いてくださいヒョン、泣いてません」

「どっちにしろまたお前らがちょっかいだしたんだろ？お？！」

「かわいい顔だったからちょっといじめすぎちゃいました、」

「……ヤーそれは、お前らが悪いよ。ちゃんと謝れよ」

「ヒョン、ジョングガと対応がちがいます」

「うるさいうるさい！とにかく謝れ！あぁ、可哀想に、こっちおいで」

これまた首まで真っ赤にして怒る長男を適当に言い返すテヒョンとしゅんとした表情で反省した演技をするジョングク。
とりあえずテヒョンの腕の中からかわいいかわいいAくんを掻っさらい抱き上げてダイニングルームへ向かいます。

「ごめんねA？やだったね、機嫌直して？」

「やぁ！！だ！！」

「ねぇ～～おねがい、ちょっといじわるしちゃっただけじゃん、、」

「しらない！！」

「ぅ～、あ！そうだ、今日の夜Aが好きな桃を出してもらうように言っておくからさ、ね？？」

「…………」

「A～～～～！！！！」

完全に無視を決め込まれて撃沈するジョングクを見て特徴的な笑い方をしているとダイニングルームの扉の前につきました。Aくんをおろすと、テヒョンが膝をついて何やら秘密のお話。

「…ほんと？？」

「もちろん、ごめんね、許してくれるかな？」

「へへ、いいよ！きらいって言って、ごめんなさい」

「いいんだよ～そんなの」

どうやら無事仲直りのもよう。手を繋いで中に入っていく2人と固まったままのジョングクの肩を叩いて笑いながら後に続くジン。

「なんで、、なんでだよ～～～～！！！！！！」

大きなジョングクの叫び声だけが屋敷中に響き渡り、それを聞いたみんなで大笑いするのでした。

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