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みんなに見守られながら暮らすAくんの1日はたくさんの笑い声とちょっぴりの勇気と冒険、それとこんなことが起きたらいいのになというきらきらした世界にあります。
「起きてください王子、朝が来ましたよ」
「……ぅん〜〜〜」
「ほら王子、朝ごはんを食べ損ねますよ」
「…ぉきた!!おきたよ!!」
ナニーの声かけで目覚めたら顔を洗って今日のお洋服を決めてダイニングルームへ向かう
ダイニングルームへ向かう間忙しなく働く執事や侍女に挨拶をすれば周りが温かい色に包まれていきます。
もしかしたらこれが特別な力でしょうか、なんて笑
Aくんには少し高くて重たい扉を開ければ大好きな家族の姿
「ひょん、おはよう!!」
「おはよう、A」
「Aおはよ〜!こっちおいで」
綺麗なお皿に盛られたサラダと玉子とパン。王家だからといって朝から豪勢な食事がでるわけではありません。なので既に食事を終えた国王と女王、何人かの兄たちの姿はありませんでした。
いつもより早く起きたつもりだったのに、なんてしょぼくれがら席に着くとそこにいたのはAくんが食べ終わるまで一緒にいてくれる第5王子のジミンといつも同じくらいに起きる第2王子のユンギでした。
「よく寝たねぇ。寝癖ちょっと残ってる、かわい」
「寝る子は育つって言うしな、もっと寝てジミンの背くらい抜かせよ」
「ユンギヒョンはどれだけ寝ても背変わらないですもんね!笑」
「は???」
「え???」
そんなばちばちした(?)会話を聞きながらパンを口に詰める。
2人とも背丈とAくんへの愛情は同じくらいなのにどうして目が合えば戦闘体制になってしまうのでしょうか、本当は手の届かない蜂蜜瓶をとって欲しかったのですが今日はもういいや、と残りのご飯をかきこむのでした。
歯磨きをしたら2人とはお別れです。
今日はこのあとホソギひょんと剣の使い方を習って、ナニーとナムジュニひょんとお勉強をして、テヒョンイひょんとお昼寝、グギひょんとお城の冒険でしょ、そしたら、そしたら、、
「なんだっけ、?」
そんなことを考えながらホソクが待つ広場へ向かいます。じつは剣術になると顔が変わるホソクをかっこいいと思いながらもちょっと怖いなんて思ってるのは皆さんと、Aくんと、指導を受けたことのある第1王子のジンだけの秘密ですよ。
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ルーナ(プロフ) - とても面白いです。お話の設定も好きです!続きが気になります! (11月4日 23時) (レス) id: 02f6ea63a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もんち | 作成日時:2021年3月22日 0時