【BTS】Ordinary【男主】 (ページ2)

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昔の話に戻るのもここらにして、現実と向き合おうと国王は顔を振る。

しかし何度見ても同じ、誕生した命には男の象徴たるものが付いていた。

なんとなく嫌な予感が昨日、いや先週程からあったのだ。例えば、苦手な前菜が三日連続ででてきたり、廊下に飾られていた彫刻が欠けていたり、子供たちには教えていなかった"あの"はなしをなぜか6番目の王子が知っていたり、などなど

何も起きないと暗示をかけていた自分を嘲笑うようにしてできた状況が今だ。
愛する妻が命をかけて産んでくれた命を無碍にする事はできない。頭が痛むのを知らないフリをして、目の前にいる我が子を見る。

目は妻に似て、目鼻は私似だ。話はどうであれ、性別はどうであれ今後この国を担う大切な子供。

「ようこそ、愛らしい我が息子」

「……ぁう」

私の人差し指をしっかりと握る小さな小さな手、
事実はどうあれ、たかが昔から伝わる話というだけ。

今後この子に贈られる無償の愛と明るい未来、それを脅かすようなものがあるのなら全てをかけてでも守り抜くと、国王は決心するのだった。

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(ほんのり)ぎゃぐファンタジーでいこうと思います
　

(国王の設定としてはゲロ甘パパだと思ってください、！)