【HQ】ビーストインザハート (ページ6)

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1回目デイタイム3 ページ6

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壁に設置されていた巨大なモニターにノイズがはしる。そして、

アインズ『いやっほーぅ☆バレー部の諸君元気ですかな⁉元気ですな⁉呼ばれてないけどご登場！GM(ゲームマスター)のアインズ＝ジリエーサです！』

ハイテンションな声色と共にモニターに映ったのは可愛いと不気味を足して2で割った様なぬいぐるみだ。

アインズ『おやおや、ポカーンとしてますなぁ？ならばさっき親睦を深める為の自己紹介(行事)をやってたお前らに状況説明してやろう！まぁ、端的にお前らをちょちょっと誘拐してやった訳だけど、』

A「………どういう事。」

アインズ『よくぞ聞いてくれたよ子規Aちゃん！ザックリ君らを誘拐して殺しあって貰おうと思って☆題してJゲーム‼』

そう言われた瞬間背筋が凍った。今なんて__________？

A「は、何、言ってるの……私達をこんなところに誘拐して、殺し合えだって？まず、合宿中にこんな人数がいきなりいなくなって騒ぎにならない筈がない」

アインズ『それなら安心してよ！僕、君達や監督方と面識あるから此処までするの造作もなかったから！』

情けない事にこの場に響くのはAとアインズと名乗った奴の声だけだった。言っている事と自分達の置かれてる状況の理解ができず思考が混乱している。

A「………つまり、この中に犯人がいるって事…？」

Aの放った言葉に変な重さがあって。そんな最悪な事っ………
全身が硬直し思わず生唾をゴクリと呑む。

アインズ『おっ！察しがいいねぇー、そのとおりだよ‼あえて意味深な答え方をすると僕はこの建物内にいるよ！まぁ、君らの隣に居るかもね☆』

そう言われて反射的に周りを見渡してしまう。

「「……………」」

周りにいるメンバーに募る不信感。
俺のチームメイトは狂犬ちゃんしかいないのも相まって周りを信用できなくなっていく。何時ものメンバーがいない。狂犬ちゃんしかいない。_________もしかしたら、この中に……

それと同時に感じる周りからの疑いの目。場の空気がどんどん冷えていく。