1回目デイタイム18 ページ23
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暗闇に光っていたあの緋色はまだ記憶に新しい。しかも部屋を出て真正面の廊下にいた。始めは消火栓の非常灯だと思って凝視していたがその光は次第に上下に揺れながら近づいて来ていた。全身に体感したことのない恐怖が駆け巡る。
「「走れっ‼」」
あの時、考えるより先に声に出ていた。
早く動かなきゃ、殺られる………。そう思うよりも先に。多分ギミックは俺たちよりデカイだろう。一番ギミックとあの時距離が近かった俺は薄っすらと大きさは認識出来た。
澤村「………他の奴ら、ちゃんと逃げたよな…」
及川「澤村君も、大丈夫だよ。あの時部屋の外に出てた奴は散り散りに逃げてたし、部屋の中に残ってた人も隙を見て逃げたはずだよ。中には澤村君とこのメガネ君が残ってたからさ。……信じてあげようよ。」
フッと軽く目を細めながらそう言ってくる及川。でもその目には言いようのない儚さが混じっている様にも見える。………?及川の奴、なんか、何時もと違う……………?
及川「さてと‼取り敢えずタイムリミットとかも考えてここら辺に使えそうなものあるか見ながら襲撃者から身を守れそうな所、探す?」
五色「そうですね……そうしましょう‼」
澤村「あぁ。そうだな……」
今考えても仕方がない。違和感と言ったら俺にも及川は感じているだろうし。まぁ、俺への違和感は多分及川より先にきっとあいつらが覚えているだろう。俺たちは一番近くにあった扉から開けて何か使えるモノがないかを探し始めた。
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機関銃(プロフ) - マミさん» ありがとうございます!!更新頑張りますね!^_^ (2017年1月28日 15時) (レス) id: b63c0b6165 (このIDを非表示/違反報告)
マミ - 凄く面白いです!続きが早く見たいです! (2017年1月8日 22時) (レス) id: 0305a17d37 (このIDを非表示/違反報告)
機関銃(プロフ) - 凛歌@ギャラスタ最高さん» ありがとうございます!そう言ってくれると私も嬉しいです^_^更新頑張りまっす!! (2016年10月30日 21時) (レス) id: b63c0b6165 (このIDを非表示/違反報告)
凛歌@ギャラスタ最高(プロフ) - とても面白い小説だと思います!内容が本当に面白い!更新を楽しみに待ってます! (2016年10月29日 10時) (レス) id: f783590f15 (このIDを非表示/違反報告)
機関銃(プロフ) - ‡setokano‡☆黄瀬愛し隊No.0☆さん» ありがとうございまぁーす!(^O^)頑張りますっす^_^ (2016年10月9日 21時) (レス) id: b63c0b6165 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:機関銃 | 作成日時:2016年9月18日 0時