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つづき。
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「裕翔。どうしたの。」
『どうもしてない!!!今日からいのちゃんのこと、伊野尾って呼ぶことにしただけだし。』
「なんでよ、なんか裕翔が薮みたいでムズムズするんだけど。」
『だって、、、薮くんといのちゃんって付かず離れずで信頼関係があるっていうか、、、いいなって、、いのちゃんも薮くんにだけは甘えてるっていうか、、、だから薮くんみたいに接すれば、いのちゃんも甘えてくれるかなって思ったんだもん、、、
いっつも俺ばっか甘えてんじゃん!!』
可愛いな、と素直に思う。
伊野尾と呼ぶことを宣言したくせに、すぐに忘れていのちゃんと呼んでしまうところも。
「薮に甘えたことなんかあったか〜???
俺はいつも通りの、今まで通りの裕翔が好きだよ。
裕翔が気づいてないだけで、裕翔にもいっぱい甘えてるつもりだったし。
俺が好きなのは薮じゃなくて裕翔だし。」
『でも、、』
「あ〜あ、今日は帰ったら頼れる裕翔くんにいっぱい甘えたかったのにな〜〜裕翔がこのまま薮の真似するなら甘えれないな〜」
『えっ!!!!!それはダメ!!戻る!もう真似するのやめる!!!!』
「じゃあ今日は一緒に裕翔の家に帰ろうね。」
可愛い恋人に口付けると分かりやすく赤くなる。
早く撮影終わらせなきゃな、帰ったら何を食べよう。少しネガティブで観察眼の鋭い恋人を抱きしめて寝るのも楽しみだ。
(オマケ)
「頼むから俺を巻き込むなよ。しかも、お前の恋人、あれ全然俺に似てねぇし。」
「いや、すげえ似てたよ。
裕翔のいる前でお前に話しかけられたかと思ってすげえ興奮した。」
「ほんっと可愛い顔に似合わず性格悪いよな、お前。そんな性格の悪い子猫ちゃんは次いつ俺に抱かれてくれるのかな?」
「明後日。明後日なら裕翔ドラマで帰ってこないから。いっぱいにゃんにゃん鳴かせてね。」
ねぇ、裕翔。
嘘じゃないよ。俺は「ありのままの」裕翔が好き。
薮の真似なんかしたら薮を2人も手に入れることになるじゃないか。
そんなのつまらない。
裕翔が1番なのは本当だから。
だからずっと俺だけ見ててね。
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作者名:あさり | 作成日時:2018年9月28日 4時