第54話 ページ4
「ジョンハン、お風呂ありがとう」
『おう。って、おい!服着ろよ』
「は?着てんじゃん」
『下!』
「大きかったんだもん」
『はあ、俺入ってくる。その辺にいてよ』
「うん」
テレビをぼーっと眺める。
今日一日目まぐるしい。
けど幸せ。
ジョンハンは意外と早くお風呂から出てきて、ジョンハンの部屋まで手を繋いで連れてってくれた。
けど、いざ同じベッドで寝ようとするのは気が引けて。
「あたし、床で寝るよ」
『だめ。一緒に寝る』
って聞いてくれなくて、結局シングルベッドの上で抱きしめられながら寝た。
ジョンハンのことだからなにもないと思ったけど、まさか本当になにもないとはって感じ。
何かあったとしても今日のあたしの下着は可愛くないから嫌なんだけどね。
あたしより早く寝ちゃったジョンハンを観察する。
暗い中で目が慣れてなきて、本当にもったいないイケメンなんだなと思う。
こんなに綺麗な人があんなに馬鹿とは。
こんな人を好きなんだ。
あたしも大概、ばかってもの。
あたしもジョンハンをギュッとしてみた。
寝てるはずのジョンハンもさらに力を入れてホールドして来る。
そのおかげか、だんだんと眠くなって、あたしも意識を手放した。
219人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ベラ | 作成日時:2020年4月30日 12時