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A
目が覚めると
広いコンクリートの建物の中
｢起きたか…｣
｢Cas!?
あの悪魔達は？｣
声が震えているのは自分でも分かった
聞こえているはずなのに
Casは返事をしてくれなかった
｢初めましてかな？
私は…｣
｢Crowley…まさか…｣
つい最近見たepでCrowleyとCasは手を組んで
煉獄を開けようとしていたのを思い出した
｢Cas？煉獄は開けたらダメ！
向こうで見たからわかる！
Leviathanまで飲み込んじゃって…｣
｢やぁCassy、お呼びかな？｣
Balthazar!?
｢ダメだって！｣
｢ああ｣
Balthazarは一瞬こちらを向いたが
Casは構わず話し続けた
｢Dean達にここの場所がバレた
誰かが情報を漏らしたんだ｣
｢そうか…
そいつをとっ捕まえないとな
ところでその子は…A？｣
何でBalthazarが自分の名前を知っているのかは検討もつかない
その言葉にCasがうなづくと
Balthazarは優しい目でAを見つめ
ハグをした
？！えっ？
突然ハグをされて戸惑いまくる
｢無事に来れててよかった…
確認出来なかったんだ｣
全く状況が掴めない
｢どういうこと？｣
｢私がこっちに呼んだんだ
君のことを一目見たいと思ってね｣
｢なんで？｣
｢まだ聞いてないか…
いいかよく聞け
お前は天使のハーフで、お前は、私の…｣
その瞬間、Balthazarの体が眩しく光った
Casの手に握られた大天使の剣が
バルサザールの体を貫いているのが見えた
｢この場所を知っているのはバルサザール、君だけだ
殺したくはないが、裏切りは許せない｣
光が消えた時Deanの声が聞こえた
｢A…!!!｣
上から階段を駆け下りてくる
｢怪我は？｣
｢してないよ｣
｢よかった…｣
｢ごめんよ、Cas｣
サムが天使避けに触れると、キャスは白い光とともに消え、
DeanとSam、Aと地面に羽根の跡をくっきりつけたバルサザールだけが残された
｢Dean？私は…バルサザールの…｣
｢Casから聞いてたよ
理解するのは休んでからでいい｣
Deanの腕が優しくAを包み込んだ
｢大丈夫、俺らがついてるから｣
続く (更新停止中)
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作者名：じぇみ | 作成日時：2018年3月15日 17時
