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___受験日の朝、
緊張のせいか、いつもより早く目が覚める。
「おはよう、ついに今日ね」
「ちゃんと力発揮してくるんだよ」
いつも通り、台所に立つお母さん。
この時間いつもは寝てるのに、コーヒーを飲みながら新聞を読んでいるお父さん。
……瑞稀は？
『ね、瑞稀まだ寝てるの？』
「瑞稀は、……もう出たわよ」
『え？』
家からK大までは30分くらい、こんな早くに出る必要なんてない。
嫌な予感がする、恐る恐る、問いかけた。
『瑞稀も、K大受けるんだよね？』
「……瑞稀、T大受けに行ったんだよ、Aには黙っててって言われたけど、隠せないよなあ？」
お父さんの言葉がアタマからスルスルと抜けていく。
なんで、私には教えてくれなかったの？
なんで、遠くに行っちゃうの？
呆然とする私の背中をポン、と叩いて「朝ごはん食べちゃいなさい」と促してくれるお母さん。
食欲なんて、湧かないや。
「ほら、受験は体力勝負なんだから、ちゃんと食べて、ね？」
『……うん、』
瑞稀のばか。
受験、失敗しちゃえばいいのに、
……なんて、遅くまで頑張ってた瑞稀を見てきたから思える訳がなかった。
お父さんとお母さんにバレないようにちょっとだけ泣いて、家を出た。
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みな(プロフ) - 重い瑞稀くん大好きです…泣 (2019年4月6日 19時) (
レス) id: fa95af4103 (このIDを非表示/違反報告)
hona0216(プロフ) - 毎回凄い面白くて楽しみです！涼くんと最後結ばれるのが見てみたい気もしてきました、、(笑) (2019年4月5日 9時) (レス) id: c67cdb877e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします……！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 今回も面白かったです！毎回、展開が気になるので更新頑張って下さい。応援してます(^O^) (2019年3月26日 0時) (レス) id: fca9aa730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年3月23日 11時
