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耳から離れない、女の人の嬌声と、瑞稀の聞いたことの無いような色気を含んだ声。


痛い、苦しい、気持ち悪い。


それをどうにか、消したくて、


……涼ちゃんに縋った。




『ねえ、涼ちゃん、』




___瑞稀と、ヒナちゃんと、同じことしよう。




見開かれた、涼ちゃんの大きな瞳。


こんなこと、私の口から出るなんて思ってなかったんだろう。




『涼ちゃん、ずっと私の隣にいてくれるんでしょ?…お願い、一番近くにいてよ』




初めては、いつか世界で一番好きな人と。


そう願ってたけど、叶わないから。


私なんかを好きって言ってくれる、涼ちゃんの想いを踏みにじってしまうけど、




『瑞稀のことなんか、考えられなくして?』


「……ほんとにいいの?」



息を呑む涼ちゃん、震えた声で私の頬に触れる。


きっと、世界で一番私を好きでいてくれるのは、涼ちゃんだから。




『……うん、こんなこと、涼ちゃんにしか頼めない』




狡くて、酷くて、最低で。


残酷な言葉を、涼ちゃんに投げかけた。




「……優しく、するから」




すぐそばのベッドに運ばれ、視界に入るのは白い天井と、涼ちゃんだけ。


初めてではないであろう、涼ちゃんに身体を預ける。


再び滲んだ、涙を涼ちゃんがペロリと舐めとる。




「しょっぱ、」




なんて、無邪気に笑った。




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設定タグ:HiHiJets , 井上瑞稀 , 橋本涼   
作品ジャンル:恋愛
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みな(プロフ) - 重い瑞稀くん大好きです…泣 (2019年4月6日 19時) (レス) id: fa95af4103 (このIDを非表示/違反報告)
hona0216(プロフ) - 毎回凄い面白くて楽しみです!涼くんと最後結ばれるのが見てみたい気もしてきました、、(笑) (2019年4月5日 9時) (レス) id: c67cdb877e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします……! (2019年3月28日 18時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 今回も面白かったです!毎回、展開が気になるので更新頑張って下さい。応援してます(^O^) (2019年3月26日 0時) (レス) id: fca9aa730a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アオ x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...  
作成日時:2019年3月23日 11時

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