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ブレザーだけじゃ寒いから、
コートを引っ張り出して。
手袋は、手を繋いでくれるからいらないかなぁ。
「ほら、A左手出して」
『毎日思うけど、涼ちゃんなんでこんなに温かいの？！』
「心があったかいから！」
えーどうかな？そこは涼ちゃん優しいもんね！でしょ！？確かに涼ちゃんは優しいよね、
温まってきた左手にぎゅっと力を込めた。
「ね、……大学どうすんの？」
『K大だよ変わらず、涼ちゃんこそ、』
どこなら行けそうなの？……という言葉はグッと飲み込んで。
「…あのね、俺もこの間K大C判定だったの」
『え！ほんと？！』
高校に入って、初めて進路について聞かれた時、
瑞稀とK大かなぁって話してて、
涼ちゃんは「せっかく高校受かったのに大学の話なんかしたくねー！」って耳を塞いでいた。
「うん、初めてC判定取れたから報告」
『大学も三人一緒かな？』
「……どーだろね、」
瑞稀のいない朝に慣れつつはあるけど、やっぱり時々寂しくなる。
右側を見てももちろん瑞稀の姿はない。
「ま、もう少し頑張ろーぜ」
『そうだね、あと１ヶ月の辛抱だもんね』
この時涼ちゃんが苦い顔をしていた理由を、私は知らなかった。
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みな(プロフ) - 重い瑞稀くん大好きです…泣 (2019年4月6日 19時) (
レス) id: fa95af4103 (このIDを非表示/違反報告)
hona0216(プロフ) - 毎回凄い面白くて楽しみです！涼くんと最後結ばれるのが見てみたい気もしてきました、、(笑) (2019年4月5日 9時) (レス) id: c67cdb877e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします……！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 今回も面白かったです！毎回、展開が気になるので更新頑張って下さい。応援してます(^O^) (2019年3月26日 0時) (レス) id: fca9aa730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年3月23日 11時
