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遠回りをしよう、って言ったけど結局それぞれの家に直帰。
違和感を感じるくらいに、いつも通り。
___「彼氏じゃなくても、これまで通りAの隣にいてもいいでしょ？」
その言葉に私の方が泣きたくなっちゃって、慌てて家に駆け込んだ。
あれ、鍵のかかってないドア。
瑞稀、帰ってきてるのかな？
玄関をぐるりと見渡すと、瑞稀のでも、私のでもない、高校指定のローファーが揃えられている。
嫌な予感がする、どっと背中に冷や汗がでてきた。
恐る恐る階段を上ると、聞こえてくる、瑞稀と……女の人の声。
「っ、ん、瑞稀、くん…、」
「ちょっと、…声抑えて」
膝がガクガクする、思わず唇を噛んだ。
経験はないけれど、部屋の中で行われてることくらい分かる。
耳を塞ぎたくなったけど、身体が固まったよう。
でも、こんなところ、居たくないし、聞きたくない。
なんとか、逃げるように家を出た。
*
家を飛び出して、しゃがみこむ。
涙がボロボロと零れてくる。
スカートに、コンクリートに、染みを作り始めたけど、動けなくて。
耳に残った声が消えなくて、気持ち悪くなってくる。
「A、何してんの？」
上から降ってくるのは、聞きなれた声。
顔を上げると、心配そうに眉を顰めている涼ちゃんの姿が滲んで見える。
「ちょ、とりあえず家おいで？」
私の顔を見ると、大きく目を見開いて私を立たせてくれる。
涼ちゃんには、いつも助けて貰ってるなぁ、とつくづく思った。
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みな(プロフ) - 重い瑞稀くん大好きです…泣 (2019年4月6日 19時) (
レス) id: fa95af4103 (このIDを非表示/違反報告)
hona0216(プロフ) - 毎回凄い面白くて楽しみです！涼くんと最後結ばれるのが見てみたい気もしてきました、、(笑) (2019年4月5日 9時) (レス) id: c67cdb877e (このIDを非表示/違反報告)
アオ(プロフ) - Lunaさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします……！ (2019年3月28日 18時) (レス) id: 9c6ea69461 (このIDを非表示/違反報告)
Luna(プロフ) - 今回も面白かったです！毎回、展開が気になるので更新頑張って下さい。応援してます(^O^) (2019年3月26日 0時) (レス) id: fca9aa730a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオ
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=blueao5&scr=novel/jeyuto01...
作成日時：2019年3月23日 11時
