溺れ愛 【橙】

第11話 ページ13

ﾄﾞﾝｯ ﾄﾞﾝｯ

『ヒッ』

ジェル「大丈夫。静かにしとって」



「ここです！中に誰かいます！」

？「良くやった。」


外で人が喋る声が聞こえる


「む、娘は無事なんですか…？！」

その中にお母さんの声もまじっていた


警察…？？

私を助けに来てくれたの？…



でも全然いい気はしない

だって外にお母さんがいるんだもん。

脱出したって良いことはない。

また家族にゴミのような目で見られるのなんて嫌だ


『ぃや…嫌だ嫌だ…』

すると突然体が震え出して、


ジェル「大丈夫や。きっと見つからない」



「島田先輩、あそこの換気扇にカメラを投げますか？」

？「……そうだな。そうしよう」



カメラ…？！


ジェル「………行こう」

ジェルさんは少し悩んでたけど、突然手を引っ張ってこの部屋を出ようとした



『い、良いんです、か？』

ジェル「…まぁな。カメラの目が届かない部屋に行こか、早く」

『ｺｸｯ…』

ーーー
？side

「あれっ…？おかしいですね…誰も見当たりません…」

？「…そうか。」

周波数を調べたら反応したのに、なんでカメラじゃ反応しないんだ…？

違う部屋に逃げたのか…？


この事件は私にとって大事なもの。

これを解決に導けば、私は昇格して本部1になる


しかし、この事件を解決できなければ私は解雇になる。

この女性誘○事件は、没になった事件と言うか、後回しにされた事件だった。

だけど私は自分を押さえきれず無理矢理事件を進めることにした

部長はカンカンで、こういう交渉をした

成功すれば昇格

失敗すれば解雇



でももう犯人の場所は特定したし、もうすぐで私の勝ちになりそう


？「…今日は諦めよう。犯人の気に触ったら危ない」


「…はい。」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第10話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す