Team Doctor -RMPG-【2】

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今日は、新しい検査機材の納品日が1週間後に迫っているということもあり

先輩「よし、じゃあちょっと面倒だけど片付け始めようか」


荷物置きとなっていた部屋に

新しい機材を置くことになった為


午後診終わりに、部屋を片付けることになった。



パーツが取れてしまった眼球の模型図や

所在不明になっていたペンライトなど

掘り出し物が次々と現れた。



「ｺﾞﾎｯ..ｺﾞﾎｯ.....ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ...ｯ...」


少し埃っぽい部屋の中から

不要なものをどんどんと外に出していく。



「..ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ... ﾋｭｰッ」


少しずつ息苦しくなってきたものの

そのまま作業を続けていた。



「ｺﾞﾎｯ..ｺﾞﾎｯ...」


先輩「大丈夫？ちょっと外に出ようか」


「ｯﾋｭｰｯｹﾞﾎｯ.....」


喘息発作が出てしまって、返事も出来ずに

先輩に支えられてされるがまま。



先輩「吸入器鞄の中かな？探すよ」


数人に支えられながら埃っぽい部屋から外に出ると

どこから騒ぎを聞いたのか

眼科医の北人くんが待ち構えていた。


北人「Aちゃん⁉すぐにまこっちゃん呼ぶからね」

「ｯﾋｭｰｯまって、ｹﾞﾎｯｺﾞﾎｺﾞﾎｯ.だいじょ..ｯ.ぶだから....」


慌てて拒否するものの

北人くんはすでにPHSを耳に当てている。


「ｺﾞﾎｺﾞﾎｯ...ｯ...」


息が出来ない苦しさで、涙がどんどんと流れる。


北人「すぐにまこっちゃん来るって。それまでに吸入しよう」


人目がつかない部屋に移動して

北人くんと2人きりの状況が出来ると

ベッドに腰掛けるように促されて

既に準備されていた吸入器が差し出された。

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