Team Doctor -RMPG-【2】

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樹「お腹のどのあたりが痛い？」


「......ここ。腰も痛いし背中も痛い」



Aが示した場所は

いつも痛みを訴える下腹部。


月経痛だと思うけど、念のために

シャツの下から手を滑り込ませて

クイクイと、お腹を触って異常がないことを確認した。




樹「バスタオル掛けるよ。スカートと下着自分で下ろせる？」


首が横に振られて、悄然とした表情が浮かぶ。



樹「代わりにするよ？力抜いて任せてて」


バスタオルの中に手を入れて

手探りでスカートのホックを外した。



「いつき、ごめんね..」


この時期特有のものだろう。


心のバランスが乱れて

少し情緒が不安定になっていて涙が流れている。


樹「だいじょうぶ。たまには頼って」


涙を拭いながらAを宥めて

診察の準備を進めていった。




樹「今からお腹の中みるよ。出血してるからいつもよりは気持ち悪いと思う」


「やだ....痛いのやだ」


樹「痛くはないよ。力抜いてたら大丈夫」



コクン、と小さく頷いたのを確認して


樹「ちょっと体勢変えるよ。Aはそのままだらーんてしてて」


そう声をかけて診察がしやすいように

足首を持ちながら膝を曲げて、開いた。


「やだ待っていっちゃん」


樹「だいじょうぶ。Aが準備出来るまで待つよ。足はこのままにしてて」


閉じそうになった足の間に

体を滑り込ませて、そのままの体制をキープした。

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