検索窓
今日:29 hit、昨日:2 hit、合計:178,716 hit

05 ページ13

.





水をストローで吸い上げて飲んでいると

額や首をペタペタと触られて、質問が飛んできた。


慎「発作が出たのは今日だけ?最近調子悪かったことない?」


「発作はない。体調は、悪かったかも...」


慎「朝もちょっと咳してたね。もしかしてずっとそんな感じ?」


「...うん。」


慎「ずっと一緒に居るのに気付かなくてごめんね。今からちょっとだけ診察しても良い?」


「しないとダメ?」


慎「そうだね、発作が出たのが心配だから少しだけ診察させて」


慎は、同棲しているにも関わらず

体調不良に気付かなかったと

悔しそうで、申し訳なさそうにしている。


「わかった。少しだけね」


慎「うん。すぐに終わるからね」


頭をポンポンと叩いて、ポケットから聴診器を取り出した。



慎「ボタン自分で外せる?」


優しくそう言われても、体が動かなくて


慎「力抜いてて、僕がしちゃうよ」


結局慎にされるがまま。



慎「ちょっと冷たいかも。ごめんね」


そんな声と共に聴診器を持った慎の手が首元に近付いてきて

冷静でいられない。


ピタっと冷たいチェストピースが触れて

思わず避けるように体を動かすと

背中に慎の大きな手が回ってきて、逃れることができない。


慎「A息止めないで。スーッって...そうそうそのまま」


声を掛けられて慎を見上げると

クリクリの目とばっちり視線が交わって

今度は鼓動が早まるのを抑えることができない。


慎「ふふっ。すぐ終わるからそのままね」


そんな私を見て、ニヤリと笑い

服の中で手を移動させた。

06→←04



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (254 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1001人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なんなん(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございます! (2020年9月28日 0時) (レス) id: c39d756b20 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ(プロフ) - お医者さん甘々過ぎませんか?!めちゃくちゃ好きです... (2020年3月30日 9時) (レス) id: c8edbc60b6 (このIDを非表示/違反報告)
るぴ(プロフ) - このシリーズめちゃめちゃ好きです、、何回も読んでしまいます…! (2020年2月11日 4時) (レス) id: f453390bda (このIDを非表示/違反報告)
あらほく(プロフ) - 今回のお話もめっちゃよかったです!!Doctorのネクストめっちゃ好きです!!北人くんの提案なんですが、アレルギー科とかどうでしょうか!!でも個人的には内科の北人くんがいちばん見たいです!! (2020年2月11日 1時) (レス) id: 5f3be8e34d (このIDを非表示/違反報告)
ice(プロフ) - このお話が大好きです!彼女さんが病院で働いてるのに苦手なのもキュンとします!北人くんは天才外科医とかどうですか??心臓外科医とかでも素敵だと思います!偉そうにすみません、、 (2020年2月10日 22時) (レス) id: 1955346fe9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みやあ | 作成日時:2020年2月3日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。