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スーパーでカートを押しながら、必要なものをポイポイ入れていく。
あと、何が必要やったっけ。
嗚呼、砂糖か、と記憶を呼び起こし、調味料コーナーへ向かうと、少し見たことのある後ろ姿。
...あの、バレッタは。
「...あの、カフェの、店員さん？」
「は、はい！？あ、こんにちは！よく気づきましたね、」
「すいません、なんとなくやったんですけど、」
「そうなんですね、お会いできて嬉しいです」
きっと彼女がなんも考えず、社交辞令で言ったような言葉でも少し嬉しくなってしまう自分がいる。
「それじゃあ、またお店行かせていただきますね、」
「ありがとうございます、お待ちしてますね」
一つお辞儀をして、砂糖をカゴに入れてまた買い物を続ける。
ある程度必要なものを入れて、レジで会計を済ませて店を出ようとした時。
エコバッグを3つほど抱えた店員さんがいた。
...買いすぎやないか。
幸い、俺の持っている袋は一つ。
近づいて、右手に持ってた袋を一つ持ち上げる。
本来なら2つ持てばかっこいいのだけれど、俺にはきっと無理やな。
「...持ちますよ、」
「わっ、ありがとうございます、助かります。」
「いえいえ、買いすぎやありませんか、」
「えへへ、沢山目移りしてしまって。」
目移りしすぎや。
その言葉をぐっと飲み込む。
「持ってく場所は、いつものカフェでいいんですか？」
「はい、助かります。」
そんなにまだくだらない話とかする仲でもあらへんな、と思うとそんな変なことも言えない。
2人とも何も言わず、静かな住宅街を抜けてカフェへ入った。
「よければ、奥まで運んでもらえますか？」
「あ、はい。勿論。」
いつも店員さんが向かっていた奥の厨房を抜けて、また扉をくぐると、生活感の溢れるいい空間の部屋。
「すいません、少し散らかってるんですけど。
ここに置いてください。」
どすん、と先に2つの荷物を下ろした店員さんと同じように、そこに1つ荷物をおろす。
「じゃあ、俺はこれで、」
「あ、待ってください！...あの、お昼とかって、もう食べました？」
「...いや、まだですね、」
「じゃあ食べていきません？お礼も兼ねて。どうですかね。」
「...じゃあいただきます。」
なんて展開だ、お店ではなく、プライベートで彼女のご飯をいただくなんて。
ああ、どんどん彼女を好きになっていく。
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肩サラダ - めっちゃ好きです。。。最高です。。。更新楽しみに待ってます！！！頑張ってください！！！！！！ (2019年5月26日 16時) (
レス) id: dfa81ef2dc (このIDを非表示/違反報告)
かほり(プロフ) - はじめまして。レトさん最高です(Ｔ＿Ｔ)更新楽しみにしています(Ｔ＿Ｔ) (2018年2月23日 3時) (レス) id: 62d246ded5 (このIDを非表示/違反報告)
林檎丸(プロフ) - カルタさん» ありがとうございます！四人の絡みは少しこだわったところなので、そう言っていただけて嬉しいです。頑張ります！ (2018年1月20日 11時) (レス) id: e562c9ed29 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ - めちゃくちゃ面白くてニヤニヤしちゃいます…！！4人の絡みがまるで動画見てるかのようです！続き楽しみにしています(^○^) (2018年1月17日 17時) (レス) id: b104955f0a (このIDを非表示/違反報告)
林檎丸(プロフ) - 雪乃 空さん» 前回とは違くほわほわ系で行っちゃいます...！頑張ります！ありがとうございます！ (2018年1月5日 2時) (レス) id: e562c9ed29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎丸 | 作成日時：2018年1月1日 4時
