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終夜 ページ2

私は光華。
閻魔大王の娘よ。
お父様は今、罪人に罰を与えているわ。
その間私は使用人の躾をして、魔界の平和を守っているの。
罪人はお父様に、少しの粗相は私によって罰さられるわ。
拾われた子は皆私の配下。


「お嬢様。失礼します。」


「ええ、何かしら」


「忌み子です。」


「そう、なら私が育てるわ。」


「はっ!!」
使用人が敬礼をして、私の部屋を出ていった。

「よろしくね、私は光華。
これから貴女の雇い主よ。
衣食住は確保してあげる。困ったことがあれば何でも私に言いなさい。



それと、ここではルールがあるの。
破ったらきつーいお仕置きが待ってるから。


一、毎日お風呂に入り、決められた時間に行動する
二、私の命令は絶対。逆らったら駄目よ。
三、他人を傷つけない。これが1番ダメなこと。
四、お仕置き中に暴れない。追加バツが課せられるわ。

まあ、今のところこの程度よ。
それと、お仕置きっていうのは、おしり叩きのとこよ。」


「お尻…叩き…?」

「そう。
知らない?お尻を丸出しにして、ペンペンするのよ。」

「分かった…」

か細い声で答える少年。
名前も無いみたいね。そうですね…終夜にしましょう。


3日後



「お嬢様!!」
息を切らしながらドアの前で叫ぶ使用人。


「なんですの?」

落ち着いた声で問う。
閻魔大王の娘たるもの、いつも冷静であるべきよ。


「終夜が…脱走しました!」


「…そう。
早く連れ戻しなさい。
お仕置きよ。」

「はい!!」


脱走。
それはダメだと私は言ったはずよ。
私の命令に逆らうなんて、魔界の均衡を保つという目的にも悪影響を及ぼすわ。
あの子はまだ飛べない。
直ぐに捕まるはずね。




ーーー

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作者名:花枝 | 作成日時:2020年7月30日 17時

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