検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:36,691 hit

第34話 ページ5

『臣さーん、なんか手伝うことありませんか』

「ん、大丈夫だぞ、疲れてるだろ。」

『いや、人多すぎて落ち着かないんで避難してきました。』

「はは、なるほどな。じゃあ少し手伝ってくれ。」

「お任せ下さい!」

並んで立ったら改めて実感するんだけど臣さんってほんとに身長高いよね、良いなぁ…

「ん?どうかしたか?」

『あぁ、いや、臣さんって身長高くて羨ましいなぁって思ってただけです。』

やっべガン見してるの気づかれてたわ

「羨ましい?」

『身長ってどれだけあっても不便じゃなくないですか?』

「んー…どうだろうなぁ、高すぎても不便だぞ?」

扉の上の角に頭ぶつけるしな…と私には縁遠い悩みを零す臣さん。

「それに……」

『それに?』

「いや、やっぱりなんでもない。」

くしゃっと頭を撫でられる。いやほんと臣さん頭撫でるの上手だな…ん?もしかして

『臣さん臣さん、屈んでください。』

「え?何でだ?」

臣さん大きいし長男だしって事で色々我慢して大人にならなきゃいけなかったんじゃないかな…人の事は撫でるけど撫でてもらった経験無さそうだし…まぁ、今の年齢で頭撫でて!とも言えないだろうし…
と思ったんだけどキョトンとされちゃった、違ったのかな?

『あれ、臣さんも頭撫でて欲しかったんじゃないかなって。』

「!」

『違うなら別に無理しなくて…』

「んー、いや。合ってるよ。」

『私天才ですね。』

「はは、まさか勘づかれるとは思ってなかったなぁ。」

『臣さん絶対撫でる側っぽいですからね。』

ほら早く、と臣さんを急かして屈んでもらう。

『失礼します…?』

「なんだそれ」

いつも撫でて貰うのを真似て優しく撫でるけど、人の頭なんて滅多に撫でないからどうしてもぎこちなくなってしまう。けどなんか

『臣さんの頭撫でるって新鮮ですね』

「あぁ、俺も久しぶりに誰かに頭撫でられたよ」

あ〜だめだ顔が緩む

「伏見さーん、俺もなんか手伝うっすよ。」

「助かる、それじゃあ…」

臣さん凄いな、顔に出ないの?あ、私が勝手に舞い上がってるだけか

_________________

(伏見さん、なんかいい事ありました?)

(え?)

(顔緩んでますよ)

(あー、はは、ちょっと、な)



△▽△▽△▽△▽

皆木先生、臣さんの事なんて呼んでるっけ…
後で見直して訂正するかもです

△▽→←第33話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
157人がお気に入り
設定タグ:A3! , 秋組 , 伏見臣
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちゃらんぽらん(プロフ) - Rioさん» わぁ、コメントありがとうございます!時間が出来た時にちまちまと更新していきますね! (2019年12月23日 6時) (レス) id: 72997b1d17 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 更新ありがとうございます!楽しみに待っておりました!!無理のない程度で更新を続けてくださると読者の1人としては嬉しいです! (2019年12月22日 22時) (レス) id: fbc4560f6b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゃらんぽらん | 作成日時:2019年12月16日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。