第44話 ページ17
『という事で、私来週から寮に引っ越すから。』
｢……｣
私が家に着いてすぐ、父さんが帰ってきたからさっき立花監督からもらった話をした。
『勝手でごめん…でも、私はあそこでやっていきたいの。』
｢……｣
『えーっ、と、だから、その……』
沈黙が…長い……！！
さっきから黙り込んでる父さんの様子にだんだん不安になってきた。
ダメって言われたらどうしよう……
｢いつから、こんなに立派になったんだろうな。｣
『…？』
突然話し出した父さん。その顔は、とても優しかった。
｢あいつが死んで…俺が守ってやらねえとって思ってたが…そうか、お前ももう高3だもんな…｣
『え？えーっと……』
｢滅多にない愛娘のワガママだ。聞いてやらん、なんて事ないさ。｣
『！！えっ、じゃあ、』
｢その代わり、音響技術に、半端な覚悟で挑むなよ。｣
『……はいっ！！』
｢よし！｣
こうして無事に、入寮が決まった。
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『と、言うことで、これからもお世話になります。』
必要最低限のものだけキャリーケースに詰めて、寮に向かい、全員居るリビングで挨拶をした。
みんなよろしく、と迎え入れてくれるものだから本当に有難いことこの上ない。
やっぱりここは、居心地がいい。
荷物の整理をしていると、幸ちゃんが入って来た。
｢ねぇ、今暇でしょ？ちょっと買い物付き合って。｣
『えっ、あっ、ハイ』
有無を言わさない中3怖い……
玄関に向かうと、茅ヶ崎さんと万里、あと…誰だ…さ、向坂くん？が居た。
『ん？人多くない？』
｢俺は足。｣
｢俺は荷物持ち〜｣
｢ぼ、ボクは木��さんと仲良くなりたくて…！｣
『な、なるほど…ピンクの髪の君は向坂くん、だったっけ…？』
｢はい！向坂椋です！｣
『椋くん、でいいかな。覚えやすいし』
｢はい、ぜひ！｣
えっ何この子超可愛い、天使？
２、３分雑談してたら幸ちゃんが来たのでみんなでショッピングモールへ向かった。
この先地獄が待っているとも知らずに……
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ちゃらんぽらん(プロフ) - Rioさん» わぁ、コメントありがとうございます！時間が出来た時にちまちまと更新していきますね！ (2019年12月23日 6時) (
レス) id: 72997b1d17 (このIDを非表示/違反報告)
Rio(プロフ) - 更新ありがとうございます！楽しみに待っておりました！！無理のない程度で更新を続けてくださると読者の1人としては嬉しいです！ (2019年12月22日 22時) (レス) id: fbc4560f6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃらんぽらん | 作成日時：2019年12月16日 6時
