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ガチャリと音を立てて開かれるドア。とっさにタオルで自分の身体を隠すが前しか隠れない。ああ、怠けないでローレンにちゃんと連絡すればよかった。入ってきたローレンと目が合う。
「お、帰ってたんだ？おかえり……あっ、んーー？えっと？」
少し下に移った視線が、戸惑いがちに右往左往している。甲高い声を出してはキョロキョロと動く瞳。
「一旦出ていってくれる？」
「あっ、そうね？すぐ出るすぐ出るごめん」
背を向け出て行ったローレンを確認し、再び自分の身体を拭き上げる。バレたか。よりによって1番バレたくない人に。もしこれでローレンが私のことを避けるようになったら？今までみたいに一緒にふざけてくれなくなるのでは、そういう懸念が次々と浮かぶ。
リビングに戻るとそこにローレンの姿はなく、もぬけの殻。また防音室だろうか。ひとまず、お酒を飲もうかなとキッチンに向かうと、どこかから戻ってきたローレンが扉を開けた。
「あ、ローレン。ねえ、お酒飲む？」
「買ってきたん？」
「ろれのも買ってきたよ〜」
「そうね、後でね？後で飲もうかな？」
「そう？じゃあ俺飲んじゃうよ」
「いや待って待ってなかったことにしようとしてない？力技すぎん？？」
「そこは誤魔化されてほしかったな」
「いや、本当に、これは確認なんだけど」
「え、女マ？」
「うん」
ノリで押しきれないかと思ったが無理だった。変な嘘をついてももう意味ないだろう。見られてしまった以上、誤魔化しきれないのは事実。彼の質問に即答すると、数秒固まった後にフラフラ動いたかと思うと防音室へと消えていった。
何やら小さく叫び声が聞こえる。なんだアイツ、怖。え、私が女だったから怒って叫びちらかしてる？？騙してたことに怒ってる？どっちもごめんしか言えん。まじごめん。
スッキリした顔をしたローレンが再びリビングに登場したのは5分後のことだった。
「えっと、おかえり？」
「ごめんごめん、落ち着いたわ。ただいま」
「あの、怒った？よね？ごめん、俺じぶんの家戻るわ」
「ん？怒ってないよ。むしろこの時間出歩くのは危ないからやめてくれ」
「だってずっと女って黙ってたの「なんか理由があるんだべ？」」
「え」
「今さらそんなことで怒ったりせんて。むしろ今まで気遣わせててごめんやね」
「なんでローレンが謝るんだよ、ごめんは俺だって」
「とりあえず、今日はベッド使え。俺を女の子ソファに転がす最低野郎にさせんでよ」
困ったように笑った
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まつりか(プロフ) - ひかりさん» ひえ、生きがいにしてくださっているなんてお世辞でも私には過分なお言葉です…！ありがとうございます！捻り出して続き書きます！ (2月18日 7時) (
レス) id: b15522b6ae (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 更新ありがとうございます🩷今の私の生きがいです！これからの展開予想でドキドキしちゃいますね！応援してます(^^) (2月17日 22時) (レス) id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
まつりか(プロフ) - ひかりさん» コメントありがとうございます〜〜〜！自己満足で書いているものですが、そう言っていただけてとても嬉しいです！やっと続きを思いついたので、またぼちぼち更新していく予定です！ (2月15日 11時) (レス) id: b15522b6ae (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最高です！優しい推しの姿想像してドキドキしちゃいました。続き楽しみにしています! (2月15日 0時) (レス) @page35 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
まつりか(プロフ) - あーこっとさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます！コメントまでしていただいてとても嬉しいです！感謝です！ (10月9日 12時) (レス) id: 117b51e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりか | 作成日時：2023年10月8日 9時
