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「翼〜〜！」
「なになになにどうした」
「どうしたじゃない！どんなミラクル起こしたらあのメンバーになるのよ！！」
「Aだっていいよって言ったじゃん」
「そうだけど！」
出発の前に翼の服の汚れを一旦洗う、という名目でお手洗いに寄らせてもらっている。堂々と女性用お手洗いに入れることに感謝して翼を連れ込んだ。
私が性別を隠していることを知っておきながら何故あんな行動に出たのか、翼が言うにはこうだ。
まず、私もたまには女の子の格好で異性と交流したほうが良いと。私としてはそんなことする相手はたった1人、ローレンだけでいいのだけれど。まだいつもの格好でしか遊びに行ったことないけど！
それからなかなか引き下がらない雲雀をこれ以上騒がせてあの場に留まりたくなかったと。それはそうだ、バレたら買い物どころではなくなってしまう。
「あとは、おもしろそうだったから！」
翼じゃなかったら頭を叩いていたかもしれない。人の隠し事を道楽に使うな。これでもかとジト目で彼女を見るが、キラキラと眩しい笑顔に負けてため息を吐く。
「わかった、断れなかった私も悪いし」
「よし！」
「前にも言ったと思うけど、ローレンだけは私の性別知ってるからその辺の配慮と、あと呼び方は気を付けて」
「Aじゃローレンくんにバレちゃうか」
「今バレてない状況は私が女の格好をしているからが大きいと思う。少しでもリンネに繋がったら多分即バレ。それだけは避けたい」
「わかった、じゃあ名字のほうだ！今日はモモって呼ぶね」
あらかたの擦り合わせが終わった頃、時間は10分を過ぎようとしていた。流石に待たせすぎてしまったが、お手洗いまで迷ったことにすれば問題無し。
佇む高身長軍団に声をかけ、歩みを進める。目的地は決まっているようだ。道中で事情を聞くと、なんでもローレンが贈り物をしたいのだとか。いつも仲良くしてる女の子がもうすぐおめでたいことがあるようで、サプライズでプレゼントを考えているらしい。
女性に贈り物をするにも誰に相談したらいいのかわからず、1人悶々と抱え込んでいたそうだ。
「だからお姉さん達と出会えたの俺としてはマジラッキーなんすけど、巻き込んじゃってすいません」
「気にしないでください、良いものに巡り会えるようお手伝いします」
「感謝っす」
はにかむローレンを見つめながら湧き上がる嫉妬。私に相談してくれればよかったのに。
というかローレン、仲の良い女の子なんていたんだ…
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まつりか(プロフ) - ひかりさん» ひえ、生きがいにしてくださっているなんてお世辞でも私には過分なお言葉です…！ありがとうございます！捻り出して続き書きます！ (2月18日 7時) (
レス) id: b15522b6ae (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 更新ありがとうございます🩷今の私の生きがいです！これからの展開予想でドキドキしちゃいますね！応援してます(^^) (2月17日 22時) (レス) id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
まつりか(プロフ) - ひかりさん» コメントありがとうございます〜〜〜！自己満足で書いているものですが、そう言っていただけてとても嬉しいです！やっと続きを思いついたので、またぼちぼち更新していく予定です！ (2月15日 11時) (レス) id: b15522b6ae (このIDを非表示/違反報告)
ひかり(プロフ) - 最高です！優しい推しの姿想像してドキドキしちゃいました。続き楽しみにしています! (2月15日 0時) (レス) @page35 id: 066d5681b9 (このIDを非表示/違反報告)
まつりか(プロフ) - あーこっとさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます！コメントまでしていただいてとても嬉しいです！感謝です！ (10月9日 12時) (レス) id: 117b51e2b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりか | 作成日時：2023年10月8日 9時
