王道、ってやつ【青×桃】

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青「ふふ、なんか照れてまうなぁ」

桃「野郎二人やのに照れる要素ないやんけwほら寝よ」

青「明日もあるしな。ん、おやすみ」

桃「おやすみぃ」


数分後にはすーすーと寝息が聞こえる。

こいつ寝んの早すぎんか？

まぁええわ、俺も早いとこ寝な。


、、、って寝れるわけないやんけ！

隣にいる流星の温度を微かに感じてさっきから心臓バクバクしっぱなし。

無理矢理目ぇ閉じて寝るしかないなぁ。


桃「んんっ、、」


目が覚めると外は明るくなっていた。

よかった、寝れたわ。

隣を見るとまだ心地よさそうに夢の中にいる流星。


桃「ふふっ、可愛ええなぁ。なんでこんな可愛いん。俺のものになればええのに。」

青「んん、、のぞむおはよぉ」

桃「起きたん？おはよ」

青「ふふ、あさいちののぞむやぁ」


ふにゃっと笑うと流星が可愛くて思わず抱きしめたくなる。

でもあかん、我慢や。


桃「ほら、起きよ。朝ごはんの準備すんで」

青「んぇぇ俺起きられへん望ご飯つくってぇ？」

桃「もう、しゃーないなぁ」


なんやこの可愛い生き物は。

そんな可愛くおねだりされたら作らん訳にはいかんやん。


桃「パンでええ？」

青「ん、望が作ってくれるなら何でもええわ」

桃「はーい」


なんやこいつ、俺を惚れさせたいんか。

ごめんやけどもう惚れてるで。


桃「はい、出来たで」

青「おお！美味そう！！ジブリみたいやな」


朝から子供みたいなキラキラ笑顔を向けられて俺も頬が緩む。


桃「せやろ？自信作や」


流星はスマホを取り出してまた写真を撮っている。


桃「なんやお前はインスタグラマーなんか」

青「ちゃうわ。望が作ってくれたから」

桃「褒めても何も出んで。ほら食べよ」

青「ん」

青桃「「いただきまーす」」


ご飯を食べたあとは2人で片付けして勉強して。

気づいたらもう帰らなあかん時間になってた。


青「もう帰ってまうんか」

桃「こればっかりはしゃーないで」

青「またいつでも来てな」

桃「心配せんと毎日入り浸る予定やで」

青「楽しみにしてるわ」


じゃあな、と流星の家を出る。

この2日間で分かったこと。

俺はもう我慢出来ん、好きすぎる。


桃「そや、あいつに相談しよ」

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