王道、ってやつ【青×桃】

次の日 ページ11

桃side


桃「りゅぅぅぅせいっ！おーはよ！」

青「おはよう望」

桃「どしたん？なんかあったん？」


なんかいつもの流星じゃない気がする。


青「あんな、落ち着いて聞いてや。」

桃「う、うん」


珍しく流星が少し真剣な顔をするからこっちまで緊張してまう。


青「俺、引っ越すことになった」

桃「、、、え、、、？」


それはどういう、、？

ただ引っ越すだけ？

でもそんな真剣な顔で言うってなんなん。

転校してまうの？

遠くに行ってまうの？

そんなん嫌や無理や。

流星がおらん学校なんて行きたくないし流星とおられへんなら俺生きていかれへん、、

涙が出そうになって頑張って堪える。


青「何泣きそうになってんねんw安心してや、学校変わらんから」

桃「ほんま！？学校変わらんの？これからも俺ら一緒？授業中も休み時間も放課後も一緒？」


こんな質問攻めしてなんやめんどくさい彼女みたいやな、とか我ながら思う。

でもそんなことより流星と離れんでいいっていう事実に安心して堪えた涙が零れそうや。


桃「え、じゃあどこに引っ越すん、、？」

青「んーそれはぁ引っ越してからのお楽しみやな」

桃「なんやねんそれぇ」


流星とずっと一緒ならもうなんだっていいとすら思える俺はやっぱり流星のことが大好きなんやって認めざるを得ない。

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