月とキミと狼と【吉野北人…】７

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壱馬side






翔吾「壱馬と走ってきてさあ 笑」


陸「あ〜ね！びっくりしたー笑」





陸に説明してる翔吾の声を聞いてなるほど…って頷く雫。





雫「汗拭かなきゃ体冷えちゃうよ、大丈夫？」


壱馬「大丈夫大丈夫、そんな汗だくちゃうから笑」






言うほど汗なんてかいてないのに
心配する雫にドキッとする。





あ、違う、そういうドキッとじゃなくて…


今の会話が翔吾に聞こえてたら…って意味での。






雫「壱馬くん？」






A以外の女子にドキッとなんか、するわけない…。



あ、せや、A。

あいつ寝坊したん？


もう家出たんやと思ってたから
わざわざ迎えになんか行かんかったけど…
昨日のパーティーではしゃぎすぎて熱出て寝込んでるとか？


親おらんから電話する人がおらんはず…






雫「…大丈夫？？おーい、」


壱馬「えっ、ん？あぁ、大丈夫大丈夫 笑」






あかん、Aのこと考えてると周りが見えんなる。



だめやなぁ、笑





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