月とキミと狼と【吉野北人…】７

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『えっ、あっ…えっ、いいいるよ！！』






キスされるって思ってたのに
まさかのタイミングで莉子ちゃんの声。


びっくりして離れちゃった。




北人くん、耳赤い…

びっくりした勢いで床に寝転がってる…。






莉子「開けていい？A携帯鳴ってるよ」


『えっと…開けていいよ！携帯？』





ガチャってドアが開いて、莉子ちゃんが
わたしと北人くんを見てから一瞬固まった。



それから、嘘っ！って顔して口に手を当てた莉子ちゃん。






莉子「ごめん！！ごめんほんと！！」


『え、、？』


莉子「携帯！置いとくよ！じゃっ！」


『えっ、待って！莉子ちゃん！？』






嵐のように去っていった莉子ちゃん。


ドタドタドタって階段を駆け下りていく音がして、北人くんと目が合った。






北人「続きする？笑」


『えっと…』


北人「うそうそ 笑 電話でなよ」






恥ずかしそうだけどニコニコしてるから怒ってないみたい。





莉子ちゃんのタイミングすごすぎる…笑笑





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