【七つの大罪】王女が信頼する者は大罪人〜forth〜

125.レノアの秘められた力 ページ5

レックside


レノア「どうして……アレン……死んじゃったの……？」

レノアは…涙を流しながら……そう言った。

なんだか…様子がおかしい…？

なんでそう思ったかは分からない。友達が死んで泣くのは当たり前だし。

レノアの……何かが………おかしい。

レノア「あ…あぁあ……

あああぁぁああぁあーーー!!!!!」

その瞬間気づいた。

レノアの…魔力が……上がってる…!!!

それも、すごい莫大に…団長くらいに…!!

ﾊﾟｱｧｱｧ…

レノアを中心に、温かい光が上がる。

それまで笑っていた吸血鬼も、顔を強張らせ、レノアの魔力が上がるにつれて顔は青くなっていっていた。

レック「温かい…」

そう思うと…俺の傷はみるみる癒えていった。アレンの傷も……

でもやっぱり…アレンは生き返らなくて…

レノアは……いつものレノアとは違う。

髪は真っ白…瞳は透き通った黄色…でも…

レノアの回りには光が溢れ、羽が生えているようにさえ見える。

例えるなら、本で見る妖精よりも…すごい古い本で見る女神だ…

極めつけは…レノアの瞳……三又の何かしらの紋様が浮かんでいた。

レック「レノア…？」

本当に……目の前にいるのは………いつものレノアなのか……？

レノア「許さない…私はお前を許さない……」

吸血鬼１「おま……お前は…！お前のその魔力は……!!お前は…死んだはずの……!!!」

レノア「村の皆を操り、子供を食料にし、アレンまでもを殺したお前を……



私は絶対に許さない!!!!!」ﾌﾞﾜｯ

ﾊﾟｱｧｱｱｧｱｯ…

もっと光は満ち溢れ、辺りには花が咲き、曇っていた空は青空にかわった。

吸血鬼１「おま…え…はぁッ…ぁあぁああっ……!!」ｼｭｳｰ…

吸血鬼は灰になり…消え去った。

レノア「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

そのレノアは…本当に、別人だ。そのレノアは…まるで……団長のように…世界の何もかもを知っているような……そんな目だった。

126.それからレノアは→←124.アノルの答えは

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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ラッキーナンバー

8

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